【K-1】城戸康裕「許されちゃダメ」とドーピング検査導入を主張、3月は70kgトーナメント開催希望
11月24日(日)横浜アリーナにて開催された『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~よこはまつり~』で、神保克哉(K-1ジム目黒TEAM TIGER)を2RKOで下した城戸康裕(谷山ジム)が25日一夜明け会見に出席した。
この会見は12時開始。城戸の順番は12時45分ごろに回ってきたが、城戸は選手控え室から登場せず、一般出入り口から慌てて入場。「集合時間が11時45分だったんですけど、起きたらもう12時過ぎてて、そのまま来ました。時間が早いんですよ、午後やりましょうよ」と照れ隠しも交えた遅刻の言い訳をしつつ、会見がスタートした。
一夜明け試合を振り返った城戸は「本当に煽りVがうけてくれてよかったです。あれが城戸の本気ですよ!」と上機嫌。これまで30作品ほどの煽り映像を作ってきたという城戸だが、「だだ滑るってことはなかったんですけど、前回の大阪大会は死ぬほどスベって気を失いそうになった。(スベった時は)2度ダウンしてるくらいのダメージを喰らっての入場だった」と悪夢の大阪を振り返り、今回は「本当に気合をいれて”笑いとはなんだ?”というところから考えて作った」と会心の力作だったと力説。会場から笑いが起きたときは「緊張も全部とけてリラックスできた」と最高の精神状態だったという。
ようやく肝心の試合内容の話に入ると「やっぱり城戸の上手いところが出ますよね。やっぱり上手いな。あいつは上手いわ!本当に衰えないんですよね!」自画自賛が止まらない。話がトーナメントに移ると「僕がK-1 MAXでやっていたころはヘビー級と70kgしかなかったので、65kgとかの選手がみんな70kgに上げて火がついちゃった。魔裟斗さんのせいです(笑)今は色んな階級でみんなベスト体重でやってるから、70kgでやる選手はいないかな。そういうわけで来年3月(のK’FESTA)、トーナメントやっちゃいましょうよ」と空位のスーパー・ウェルター級王座を争うトーナメントの開催を提案。メンバーは自身と神保に和島大海(月心会チーム侍)を加え「城戸、和島、神保、城戸、神保、和島、神保、神保。これでいきましょう」と強豪外国人を排除するメンバーを提案し笑いを誘った。
話が試合後のマイクでドーピングチェックの必要性を訴えたことに及ぶと城戸の表情が一変、シリアスな空気に。「オリンピックレベルのドーピングレベルは高いですし、そこまでは求めてないです。1回で数十万かかったりしますし。ですけど、ステロイドとかは選手生命どころか人の生命を短くする。それもあるし検査をしないのはK-1が容認しているように見えなくもない」と、選手生命保護と団体の姿勢の両面からの必要性を主張。
さらに「例えばステロイドを打つとパンチ力が3倍くらいになったり、脳からの伝達速度が異常に速くなる」と大学時代に体育学部でドーピングについて学んだ知識を披露。その効果だけでなく「はっきり言ってドーピングをやった選手は還暦を迎えることは不可能と言われる」と深刻な健康被害についても話は及んだ。そして「何が一番被害かというと、ドーピングやってる選手は自殺行為ですけど、やられた対戦相手が一番被害を食うわけですよ。こんなことが許されちゃだめ」と改めてドーピングチェックの必要性を強く訴えた。
会見最後にファンへのメッセージを求められると、再びコミカルな城戸に戻り「3月のトーナメント楽しみですね!どんどんつぶやいて!」とファンの力を借りて70kgトーナメント開催をうながしていく構え。「城戸、神保、和島、神保、城戸、神保、神保でいける」との主張に、出場メンバーの半分が神保であることを突っ込まれると、神保が煽り映像のセリフを城戸の指定通りに演技してくれていたことを暴露。「彼いいヤツなんですよね。昨日もすごいいいヤツ」と全力で神保の株を上げながら、笑顔で会見を終えた。
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