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【RIZIN】バンタム級四天王の石渡と扇久保が対戦決定「生き残りをかけたシビアな戦いになる」(石渡)

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2019/12/04(水)UP

石渡(左)と扇久保(右)が新バンタム級王座への次期挑戦権をかけて激突

 12月31日(火)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.20』の対戦カード発表が4日、都内にて行われた。
 バンタム級(61kg)の一戦で石渡伸太郎(34=CAVE)vs扇久保博正(32=パラエストラ松戸)が決定した。
 この試合の勝者は、同日行われる朝倉海vsマネル・ケイプで争われる新バンタム級王座の次期挑戦者権を得る。新バンタム級王座への挑戦は来春行われる予定。

 石渡は、老舗MMA(総合格闘技)団体パンクラスのバンタム級王座を5度防衛。一度敗れている堀口恭司にリベンジを果たすべく2017年のRIZINバンタム級GPに参戦し、決勝で堀口と対戦。2Rにカウンターの右フックでKO負けを喫したが、その漢気がRIZINファンをしびれさせた。
 扇久保は極真空手をベースに2015年、修斗フェザー級世界王者に。初防衛戦で堀口に王座を奪われたが、16年には修斗世界バンタム級王座(後にフライ級に階級名変更)を獲得し、修斗史上2人目の二階級制覇を達成。18年7月にRIZINで再び堀口と戦う機を得たが、判定負けした。

佐々木憂流迦に肩固めを極めて勝利した石渡(19年7月)

 ”バンタム級4天王”と呼ばれるうちの2人だが、今年7月大会に行われた4天王同士の対決で石渡は佐々木憂流迦に、扇久保は元谷友貴に勝利しており、今回は勝者同士の対決となる。
 7月大会では扇久保が石渡に対戦要求をしており、石渡が「ひとつだけ心配なことは、扇久保選手と僕、見分けがつきますか? 試合に勝ったほうが僕です」と余裕のマイクコメントを返している。

 会見では扇久保が「石渡選手に、僕と石渡選手の見分けがつかないと言われていたのですが、僕的には石渡選手と(同じく会見へ出席した)芦田(崇宏)選手の方が見分けがつかない」と、7月大会でのマイクに返答するかのような先制ジャブを放つ。続けて「バンタム級が盛り上がってきているので、歴史に残るような良い試合をして盛り上げたい」と意気込んだ。

 対して石渡は「生き残りをかけたシビアな戦いになる。同日にはタイトルマッチがあるということで、これも悔しい気持ちがあり、なんでマネル・ケイプ選手なんだとか、海選手に対するそういう悔しい気持ちを思い切りぶつける。扇久保選手は覚悟してください」と言い放った。

フェイスオフで緊張感を漂わせる両者

 この試合に勝てば新王座への次期挑戦権が得られるが、扇久保は「石渡選手はめちゃめちゃ強いので、石渡選手に勝つことしか考えられない」とコメント。石渡は「復帰して2戦目、全力で勝つしかない」としながらも「個人的にはマネル・ケイプを殴りたいという気持ちがあります」と、王座戦の機会を得たケイプに冗談まじりに矛先を向ける。

 するとスカイプで会見に参加していたケイプがすかさず「なんで殴りたいんだ?」とマジツッコミ。石渡が「ごめんね」と謝ると、ケイプは「俺の敵はあなたじゃなく朝倉だ」と対戦相手以外には真面目に対応する一面を見せた。

 榊原信行代表は今回の会見の冒頭で「堀口選手欠場の報を受け、このベルトを懸け4人(朝倉海、石渡伸太郎、扇久保博正、マネル・ケイプ)でトーナメントをやってみるのもいいのかなとも考えた。しかし各階級のベルトは(トーナメントではなく)選手がフレッシュな状態で取り合うものにしよう」とバンタム級王座戦は、トーナメントでは行わないことにしたとコメントしている。

<対戦決定カード>
▼RIZIN MMAルール 5分3R(61.0kg)※ヒジあり
石渡伸太郎(34=CAVE)
vs
扇久保博正(32=パラエストラ松戸)

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・堀口恭司が石渡伸太郎にKO勝利、全試合完全決着でトーナメント制覇=2017年12月

・堀口恭司が扇久保博正との大熱戦を制し、亡き師に勝利を捧げる=2018年7月

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