2019/12/12（木）UP
（最終更新：2019/12/13 07:33）

さらにハンドスピードがアップしたようだ

　12月31日（火）さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.20』に出場する朝倉海（26=トライフォース赤坂）が12日、都内で公開練習を行った。朝倉はRIZINバンタム級王座決定戦として、マネル・ケイプ（25＝AKA Thailand、アンゴラ）と対決する。

　公開練習では2分1Rのボクシングシャドーを披露。鏡で自身のフォームをチェックしながら、スピード感溢れながらもバランスの良いパンチ＆ディフェンスを繰り出した。朝倉は「仕上がりはめちゃめちゃ良いです。怪我もなく動きも良い感じに仕上がってます」と絶好調の様子だ。

1年半前、ケイプにパンチをヒットさせる朝倉

　今回対戦するケイプとは二度目の対決だ。18年5月に対戦し、判定2－1と接戦での勝利だった。朝倉は「もう分析は終わってます、一回やっているんで分かってますし。1年半、お互いそこから成長している部分もあるので、その分も考えています」と準備は万端だ。

　1年半前の試合について「あの時は僕の技術が全然無かったので、その中で組み立てた試合。実力が無かったのでああいう苦しい展開になった。今やると全然違う展開になる。お互い全ての面で成長しているので、ハイレベルな戦いになると思う」と前回とは別次元の試合を展開するつもりだ。

バランス良くもダイナミックなコンビネーションを披露

　ケイプの成長については「結構伸びている。ボクシング技術がうまくなっているかな」としながらも「僕のほうが間違いなく強くなっている。だから問題ない」と成長度で勝っていると自信を持つ。

　兄・未来も同日の大会に出場する（未来はRIZINvsベラトールの大将戦）。未来がセコンドについた海の試合は無敗というジンクスがあり「出来れば（セコンドに）ついてほしいが、仮につけなかったとしても問題ないかな」と”兄離れ”も見せる。もし未来が負ければ精神面に影響があるかとの問いに「動揺は無い、自分は自分。勝ってほしいとは思っているけれど、（未来の）結果で自分に問題があるかと聞かれれば、無い」とリングに私情は持ち込まないとする。
　
　最後に「試合順は、メインにしてもらいたい。メインは俺に任せてほしい。僕の試合で一年を締めくくりたい。それにふさわしい試合を見せられる自信があるので」とアピールした。