【RIZIN】朝倉海、内山高志に教わったボクシングで急激に強くなった理由
12月31日(火)さいたまスーパーアリーナで開催される『RIZIN.20』に出場する朝倉海(26=トライフォース赤坂)が12日、都内で公開練習を行った。
朝倉はRIZINバンタム級王座決定戦として、マネル・ケイプ(25=AKA Thailand、アンゴラ)と対戦する。ケイプとは二度目の対決だ。18年5月に対戦し、判定2-1と接戦での勝利だった。
ケイプの成長について朝倉は「結構伸びている。ボクシング技術がうまくなっている」としながらも「僕のほうが間違いなく強くなっている。だから問題ない」と自信を持つ。
朝倉は今年の春から、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者で”ノックアウト・ダイナマイト”と呼ばれた内山高志のボクシングジムに通い始めた。現在も一週間に3回というハイペースで習い続けている。
急激に伸びた自身のパンチは「成長途中」だと言う。「(佐々木)憂流迦選手との試合の時より、今のほうが上手くなっています。内山さんにも『まだまだ伸びる』『日に日に良くなっている』と言われます」とまだまだポテンシャルがあるようだ。
内山との練習では「まず打つ時に身体が流れないようにフォームを変えてもらいました」と構えから教わった。「以前は打ち終わりに身体が流れ、被弾してしまっていました。でもパンチを打った時に身体がブレなくなることで、身体(の重心)を残せるようになり、いつでも強いパンチを打てるようになったんです」と、強打の理由を解説する。
さらに「戦う中、”攻めてる中での攻撃”についての意識が変わりました」と言う。「今までの自分のスタイルは、攻めることに100%のスタイル。倒そう倒そうと、当てることだけを考えていました。けれど今は攻撃しながらも相手の動きを意識して、そちらに重きを置くことでディフェンスもうまくなりました」と語る。その結果、攻撃にも余裕が出てきたとも。
フォームを変えた結果、パンチ以外にも良い影響が出た。「タックルの反応が早くなり、テイクダウンを取り易くなりました。すべての部分で強くなりました」と身体が流れなくなったことで、瞬時に次の体勢を取りやすくなったようだ。
フォームや戦いの意識を変えたことで、堀口恭司、佐々木憂流迦と秒殺KO勝利を続けてきた朝倉。しかし次の相手、ケイプについては「ケイプは頑丈なんで、一方的な展開になるとは思っていない」と冷静に見る。「やってみないとわからないけれど、そんな簡単に倒せるとは思っていない」と語る。
最後に「ケイプも明らかに強くなっている。でも客観的に見て、全てにおいて僕のほうが強くなっている。テイクダウンディフェンスなどは、あまり成長していないと思う。ボクシングがうまくなっているだけかな」と分析した朝倉。
”伸び続けている”身体能力とテクニックで、朝倉はケイプとの再戦を制し王座を勝ち奪ることが出来るか。
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