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【ボクシング】井岡一翔、被弾多く「寿命が縮まると思った」

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2020/01/01(水)UP

パンチで顔を腫らした井岡、防衛に成功した

 12月31日(火)大田区総合体育館で行われたトリプル世界戦『LIFETIME BOXING FIGHTS.3』のWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチで王者・井岡一翔(30=Reason大貴)は挑戦者ジェイビエール・シントロン(24=プエルトリコ)に3-0の判定勝ちで初防衛に成功した。

 第3ラウンドまではシントロンの攻勢が光ったが、オリンピアンの技巧に、第4ラウンドまでの劣勢を覚悟していたので、動揺はなかったと振り返る。リング上で涙を見せた井岡は、その理由を「息子も生まれて一つ一つ、生活が変わって来ているので、一戦一戦の重みが今までと違う」と語った。

被弾で腫れた顔で我が子を抱く井岡

 井岡は復帰してから長くやるつもりもないと言い、今日もシントロンの攻撃を被弾すると「これだけパンチをもらっていたら選手寿命が縮まると思いながら戦った」という。その中で、しっかりとプレッシャーをかけて挑戦者を追い込んだ。

「勝ったことで次に伝わったので、2020年を迎えられたなっていう気持ち。シントロンのパンチは、むちゃくちゃ効きはしなかった」と語った。

シントロン(左)のパンチが井岡にヒット

 2020年は他団体の世界王者との統一戦も現実味を増すし、その一方では同じく4階級制覇王者であるローマン・ゴンサレス(ニカラグア)も対戦を臨んでいる。日本男子史上初の4階級制覇者の首を狙う猛者は多い。

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