【Krush】日本人キラーのゴンナパーがV2戦「KOを狙う」対する横山巧「ゴンナパーは遅い」
2020年1月25日(土)後楽園ホールで開催される『Krush.110』のメインイベントでは、Krushライト級タイトルマッチが行われ、王者・ゴンナパー・ウィラサクレック(27=タイ/WSRフェアテックスジム)に横山巧(21=リーブルロア)が挑戦する。
ゴンナパーは日本人キラーとして名を馳せるムエタイ戦士。K-1グループ参戦後は山崎秀晃、卜部功也、林健太、安保瑠輝也とライト級の王者クラスを軒並み倒してきた。
18年4月に佐々木大蔵を下して、Krushライト級王座を獲得。同年9月の初防衛戦では大沢文也から勝利を納めた。
しかし昨年3月のK-1 WORLD GPに勝利後、父が他界。家族を支えるために故郷タイに戻っていたが、今回10ヶ月ぶりのリングに立つ。
対する横山は空手をバックボーンとし、16歳でデビュー。16年、18歳でKrushのリングに上がると、1RKO勝利を飾り同年のK-1甲子園では準優勝した。2019年は2試合行なっているがいずれもパンチでKO勝利と勢いに乗りこのタイトル戦に漕ぎつけた。
王者・ゴンナパーは10ヶ月の空白について「もちろん父がなくなって悲しく寂しい気持ちにはなったが、ゆっくりと時間をかけて心も身体も癒すことができた」と語る。
そのまま格闘技から離れるかもと噂されることもあったが、ゴンナパーは「自分は子供の頃からムエタイと一緒に育ってきて、ムエタイを辞めることは考えられなかった。ゴンナパーの人生=戦うことなんだよ」と戦士として生き続けることに変わりは無い。
挑戦者の横山についてゴンナパーは「幾つか試合を見たけど“普通”の選手だね。これまでの実績を考えれば圧勝しなければいけない相手だが、試合まで全身全霊で練習するよ」と油断は無い。「これからもKrushの防衛をし続けて、いずれはK-1のベルトを巻く」と目標を語ると「もちろん今回もKOを狙って戦うよ」と意気込んだ。
相手の横山は、ゴンナパーについて「ゴンナパー選手の試合は何回も見ているし、本当に強いファイターだと思います。そのゴンナパー選手がベルトを持っていて、挑戦できることはうれしいです。もし他の選手だったらここまで気持ちが乗らないかもしれないです」とモチベーションは高い。
王者・ゴンナパーの印象について横山は「確かに攻撃力はありますけど、僕よりスピードはないと思うし、同じサウスポーの弟(横山朋哉)よりもゴンナパーは遅いと思います。だから弟と練習していれば自分の攻撃が当たると思います」とスピード勝負で戦う。
「色んな倒すパターン・カウンターを考えている。1RでゴンナパーをKOできるように自分の力を見せつけたいと思います」とKO勝利で戴冠し、新世代の到来を目論む。
♢選手データ
王者・ゴンナパー・ウィラサクレック(27=タイ/WSRフェアテックスジム)
身長167cm 構え:左
戦績:137戦 105勝(22KO) 29敗 3分
主な獲得タイトル:第5代Krushライト級王者、WPMF世界スーパー・ライト級王者
横山巧(21=リーブルロア)
身長171cm 構え:右
戦績:12戦 9勝(6KO) 3敗
主な獲得タイトル:K-1甲子園2016 -60kg準優勝
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