【Krush】鈴木勇人「王者として意地を見せたい」佐々木大蔵は”熱戦”誓う＝前日計量

2020/02/23（日）UP
（最終更新：2020/02/23 17:11）

　2月24日（月・祝）東京・後楽園ホールで開催される『Krush.111』の前日計量が、23日（日）都内にて13:00より行われ、参戦選手全員が計量をパスした。

　明日のメインイベントで行われる『Krushスーパー・ライト級（-65.0kg）タイトルマッチ』で対戦する、Krushスーパーライト級王者・鈴木勇人（29＝K-1ジム五反田チームキングス）は200gアンダーの64.8kgで、挑戦者で元Krush -63kg王者の佐々木大蔵 （29＝K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）はリミットジャストで両者計量をクリアー。その後の会見に出席した。

　鈴木と佐々木は昨年11月のK-1横浜大会でノンタイトルで対戦し、佐々木が持ち前のテクニックを見せつけて判定勝利。鈴木にとってはリベンジマッチ&2度目の防衛戦で、佐々木にとってはKrush2階級制覇がかかった試合になる。

　鈴木は「やっとこの日が来たかという感じです」と一言。Krush王者としての誇りを取り戻すためにも、前回の敗戦が「めちゃくちゃ悔しくて、練習して1日でも早く試合がしたかったのでやっとここまで来たという思いです」と語るようにこの1戦に並々ならぬ決意を感じさせる。

　返り討ちを狙う佐々木は、いつも通りの落ち着いた表情で「一度対戦して月日が経って鈴木選手も僕のスタイルを掴んだ部分もあって、対策を練ってくると思う」と警戒する。今回2階級制覇がかかるが、佐々木は「結果には囚われず常に僕は1段1段ステップアップするために過ごしている」と全く気負いはない。

　勝つ自信があるのかと聞かれた佐々木は「勝つ自信がないと戦えないしいい物を見せられない。お互いが勝ちたいという気持ちがいいものを生むし、明日はメインということでお客さんを満足して帰らせるくらいの結果を見せれればと思います」とファンに見せる試合を心がける構えだ。

　その佐々木に対して、鈴木は前回の敗戦で得た反省点を重点的に克服してきた。「負けた原因をしっかり考えて何が足りなかったのかを考えて練習して来られた思っているので明日は自分自身が楽しみです」と反省点を練習に生かし、勝利に繋げる。

　今回鈴木にとって、敗戦すれば2連敗＆ベルトを失ってしまうという大一番だ。その重要な一戦に向けての思いを聞かれると「自分は追い込まれている方が実力を発揮できると思うので、自分が楽しみです」と追い込まれた自分がどんなパフォーマンスを披露するかワクワクしている。

　最後に、佐々木は「明日もコロナウイルスが心配で会場に行くかどうしようかと迷われてる方もいるかもですけど、そういった方は来ていただけたら損させない試合を見せていきたいので明日を楽しみにしていただけたらと思います」とファンに語った。

　対する鈴木は「明日はKrush王者としての意地を見せたいと思います。よろしくお願いします」と意思表示。王者・鈴木のリベンジか、ベテラン・佐々木の返り討ちか。明日のゴングを待つのみとなった。

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