【K-1】木村ミノル「パンチを究極に仕上げた」夢は2階級制覇とラスベガス戦
3月22日(日)さいたまスーパーアリーナで“K-1年間最大のビッグマッチ”『K’FESTA.3』が開催される。
目玉カードの『第3代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級(-70kg)王座決定トーナメント』に参戦する、Krushウェルター級王者・木村“フィリップ”ミノル(26=ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス)が、公開練習を行った。
木村は1回戦で“不良の祭典”『THE OUTSIDER』出身の強打者・海斗(24=ポゴナ・クラブジム)と激突する。
公開練習で、シャドウとミット打ちをそれぞれ2分1Rずつ行った木村。
パンチを中心としたシャドウで繰り出すのは、前手でのジャブばかり。強打である奥手でのフックやアッパーは、ほとんど出すことはなかった。
さらにミット打ちは、いつものパンチのみとは打って変わり、ミドルキック中心の蹴り込み。しなやかなミドルから、時にはヒザのコンビネーションを見せ、パンチは最後に数発しか見せなかった。
これまでなかなか見ることの無かった蹴り主体の練習は、対戦相手の海斗対策だろうか。理由を聞くと「トーナメントは何があるかわからないので。もし両方の拳が折れた時の対策です」と笑う。さらに「パンチを物凄い究極に仕上げているので、本番当日までのサプライズで取っておこうかなと」と、さらに磨きをかけた強打をお楽しみにと言う。
また「蹴りも精度を高めてますね。トーナメントの中で、何回かは蹴りでのダウンを取り、キャリア初の蹴りでのKOを見せられたらいいな」とキックにも自信を持つ。
1回戦の対戦相手・海斗については「骨太で身体も頑丈なイメージ。パンチも蹴りも強いし、映像を見ると危ない攻撃を持っている」としながらも「それを踏まえた上で僕の試合をするだけですね。プレッシャーに感じることはありません。経験値が違うので」と落ち着いて語る。木村の戦績42戦32勝(25KO)9敗1分に比べ、海斗は10戦8勝(6KO) 2敗と4倍以上の差がある。
しかし、このトーナメント全体を見ても「海斗選手との試合が一番重要な試合。彼も、僕を倒すモチベーションがすごく高いので。正直1回戦を乗り越えれば、その後は正直僕の相手じゃないかな」と、1回戦が事実上の決勝戦となると語った。
最後に「今回はトレーニングに集中して孤独感を感じるくらい、練習に没頭してきた。夢をかなえるためには、これくらい我慢しなきゃと言い聞かせてきたくらい。昔から歴史のあるスーパー・ウェルター級でチャンピオンになります」と、今回のトーナメントに賭けると意気込んだ。木村は夢の一つとしてこの階級で優勝し王座を獲得し元々のウェルター級でもK-1の王座をダブルで獲得したいと語った。
「もしそうなったら、ラスベガスでしか試合をしないって言うかも」と木村は笑った。旧K-1では98年から2007年まで何度もラスベガスで興行を打ってきた。果たして、K-1で2階級王者となり、新生K-1初のラスベガス戦実現なるか。
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