【K-1】城戸康裕、魔裟斗以来の70kg級日本人王者を目指してトーナメント参戦「獲れそうですよね」
3月22日(日)さいたまスーパーアリーナ(メインアリーナ)で開催される『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~』。本大会でK-1 WORLD GP第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメントに参戦する城戸康裕(37=谷山ジム)が、11日都内にて公開練習を行った。
城戸は軽いウォーミングアップの後にミット打ちを披露。じっくりと一発一発フォームとインパクトを確かめるように、強烈なミドルやパンチをK-1ジム三軒茶屋シルバーウルフの大宮司会長が持つミットに打ち込んだ。
今回のトーナメントは、城戸にとって2017年の第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント以来のトーナメント参戦となる。当時は決勝戦でチンギス・アラゾフに敗れタイトルを逃したが、今回は「獲れそうですよね。獲れそうかなと思っています」と自信をのぞかせる。
その自信の理由をアラゾフ戦での経験と答える城戸。アラゾフ戦以来、現在のスタイルを築き上げ「彼のお陰でだいぶ技術も上がりましたし。城戸ゾフ的にはだいぶ出来てきたんじゃないかな」と、アラゾフのスタイルの良いところを取り入れた結果、現在の城戸の完成形に近づいている実感を得ているようだ。
本大会の1回戦ではミラン・ペイルス(スロバキア/Diamond gym Zilina)と対戦する。城戸はペイルスを「強いですよ!嫌ですね!」と最大限に評価。「削ってくる感じありますよね。ダメージを負わずに倒したい」と、1日3試合行うトーナメントの1回戦ならではの戦い方を意識してみせた。
トーナメント全体を見渡した感想を問われた城戸は「反対ブロックは(木村”フィリップ”)ミノル選手が上がってくるんじゃないですか?」と、木村の勝ち上がりを予想。自らがいるブロックの準決勝は、和島大海が欧米人ならではの撃たれ弱さを突ければ勝機ありとしながらも「実力的にはニコラス・ラーセンに分がある」と、ラーセンの勝ち上がりを予想した。
城戸のいるブロックは、身体能力が高く手足が長いラーセン(183cm)、城戸(181cm)と同等の身長のペイルス(180cm)・和島(180cm)と、これまで城戸を優位な立場にしてきた身長によるアドバンテージがないことに触れ「一番きつい山」と評価。その上で「これは獲らないといけないトーナメント」と強い決意を見せた。その理由は「魔裟斗さん以来の70kg級日本人王者って、この名目相当でかい」と、魔裟斗が2008年にK-1 WORLD MAX世界王者を獲得して以来、12年ぶりとなる日本人王者を目指していることを明かした。
その意気込みは、毎試合ごとに行う城戸の”煽り映像”制作にも反映されている。「今回は3試合目で、煽り映像的には会場が暖まっていない」としつつ「あんまり長くやるのも微妙だなと思うので、ぱっぱと終わらす」と、コンパクトに収めると宣言。その心を煽り映像よりも試合優先かと問われると、城戸は首を縦に振った。
今回は「毎回食べている」という鍋を中心とした減量も順調であり、次の日曜日に恒例のファスティング(断食)を行えば完了という城戸。魔裟斗以来の快挙達成を目指し、その意欲は並のものではない。「1回戦で負けてしまうと2時くらいに帰ってしまうので、9時くらいまで頑張ります!」とファンに意気込みを見せた城戸。宣言通り、夜9時のリングでK-1王座初戴冠を勝ち取ることができるか。
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