【ボクシング】東京五輪代表に田中恒成の兄・亮明ら3選手が新たに決定
今年の東京オリンピックのボクシング代表に関する『開催国枠』が、3月20日、日本ボクシング連盟の強化委員会によって協議され、男子フライ級の田中亮明(中京高校・教員)、男子ライト級の成松大介(自衛隊体育学校)、男子ミドル級の森脇唯人(自衛隊体育学校)がその該当選手となったことが発表された。
開催国枠は当初、男子に4選手、女子に2選手が国際オリンピック委員会(IOC)から保証されていたが、今月上旬に行われたアジア・オセアニア予選で男子ウェルター級の岡澤セオン(鹿児島県体育協会)と女子フライ級の並木月海(自衛隊体育学校)、女子フェザー級の入江聖奈(日本体育大学)が通過したため、残りの保証は男子3階級のみとなっていた。
IOCへの提出期限が今月28日だったため、日本ボクシング連盟は(1)2017年世界選手権、(2)2018年アジア競技大会、(3)2019年アジア選手権、(4)2019年世界選手権とアジア・オセアニア予選の結果や内容を踏まえて検討。1時間半の議論の末、上述の選手が選出されることになった。
発表会見ではチーム名も発表され、男子が『阿修羅ジャパン』、女子が『ブルーローズジャパン』となった。
田中はプロボクシング3階級制覇王者・田中恒成(畑中)の実兄で、「一試合ごとに全力をぶつける気持ちを練習から念頭に置きたい。相手を倒しに行くことを目標にしたいので、そこを見て欲しい」と本戦でのPRポイントを語った。強化のために強豪国ウズベキスタンから招かれている指導者のウラジミール・シン氏は田中について「経験豊富でスマートなテクニシャンでメダルを獲るため資格がそろっているが、オリンピックに向けてフィジカルを強化する必要がある」と期待を寄せた。
今後、男子フェザー級の堤駿斗(東洋大学)、男子ライトヘビー級の梅村錬(拓殖大学)、女子ライト級の濱本紗也(日本大学)、女子ウェルター級の鬼頭茉衣(中京大学・大学院)が世界予選に臨む準備をしていくが、新型コロナウイルスの影響で、現在、開催予定が白紙となっている。
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