2020/03/21（土）UP
（最終更新：2022/11/24 18:00）

王者・カリミアン（左）と挑戦者・愛鷹（右）が共に計量パス

　3月22日（日）さいたまスーパーアリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN～K’FESTA.3～』の前日計量・記者会見が、21日都内にて行われた。

　第18試合K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1Rにて王座を争う、初代K-1 WORLD GPクルーザー級王者シナ・カリミアン（イラン/POWER OF DREAM）、挑戦者の愛鷹亮（K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）が計量に臨み、カリミアンが89.0kg、愛鷹が89.6kgで共に90kgのリミットをパスした。

　両者の初対決は昨年8月の大阪大会。ワンマッチで王者のカリミアンに初参戦の愛鷹が挑む一戦だったが、不利とされていた愛鷹が右フックを直撃させ、カリミアンを一撃KOする波乱を巻き起こした。同11月の横浜大会でタイトルを懸けた再戦が組まれていたが、カリミアンの練習中の負傷により延期に。今回K’FESTAのリングに舞台を移し、決着の時を迎える。

カリミアンを600g上回る89.6kgで計量パスした愛鷹

　いよいよ大一番を迎える愛鷹は「やれることはやってきました。子供の頃から夢だったK-1チャンピオンになります」と夢の実現を宣言。タイトルを懸け戦うカリミアンの印象を「3回連続で記者会見一緒になりましたが、今日会ったカリミアン選手が一番強いと感じたので、明日はめちゃくちゃ強いと思います」と最強の王者との対戦となる覚悟を見せた。

　昨年8月の勝利時には、大きな右のロングフックでKOした愛鷹は、今回の勝ち方を問われると「ABEMAさんの企画で、象のアンディと綱引きをしました。そこで自分のスイングフックにエレファントパンチと名前をつけてもらったので、エレファントパンチで勝ちます」と再びビッグパンチでの勝利を予告した。

PODに移籍してから最高の練習が出来ているというカリミアン

　対するカリミアンは「試合に向けて気持ちの準備もできています。最高のチーム、最高の仲間と共に、最高の練習をしてきました」とかつて無い準備万端ぶりを見せる。現在は日本に拠点を構え、武居由樹らを擁するPOWER OF DREAMで練習をするカリミアン。「足立区に移ってから40日しか経ってないけど、この40日は他のジムの4か月分以上の濃い練習だった」と、移籍の結果に手応えを感じている様子。「皆さんの驚きと共に、リングの上で成果を見せたい」と、おごる様子は全く見せず、愛鷹に勝利する自信を見せた。

＜計量結果＞
▼第18試合　K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R 90kg
シナ・カリミアン（王者/イラン/POWER OF DREAM）　→89.0kg
vs
愛鷹亮（挑戦者/日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)　→89.6kg

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