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【Krush】初回KO勝利、無敗の17歳・斗麗「10代で世界一目指す」次の標的は誰か?

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2020/03/29(日)UP

力強いパンチの連打で1R KO勝利した斗麗

 3月28日(土)東京・後楽園ホールで開催された『Krush.112』の一夜明け会見が、27日(日)都内にて行われた。

 昨日の大会は、新型コロナウイルスの影響により無観客試合で行われた。試合内容としては本戦8試合のうち5試合がKO、判定決着となった試合でも激戦に次ぐ激戦で、大いに盛り上がりを見せた大会となった。

 第4試合 フェザー級のワンマッチでキャリアで大きく上回る伊澤波人(K-1GYM SAGAMI-ONO KREST)と対戦してパンチでKO勝利した17歳の斗麗(とうま/WIZARDキックボクシングジム)が試合を振り返った。

ヒザ蹴りを見舞う斗麗

 試合内容は、序盤から斗麗がステップを華麗に使いながら伊澤の圧力に対処。コンパクトにパンチを当ててダウンを奪う。さらに、パンチからのヒザ蹴りで攻め込んで、パンチの連打、合計3度のダウンを奪って1R 2分48秒、KO勝利した。

 昨日はスイッチして回り込む斗麗の技術が光ったが、そのテクニックについては「昔から(左右のスイッチが)両方、勝手にできて、チームで対策を練習してて完璧にハマった」と自然な形で左右の使い分けが出来ていると語った。 

斗麗(左)が伊澤を倒し切る瞬間

 Krushトップ戦線で活躍してきた伊澤にKO勝利を収めこれで戦績は5戦5勝(2KO)無敗。

 斗麗の見ている先は「世界に行って強くなりたい。江川(優生)選手しか見てないのでもっと強い選手とやって最後に江川選手とやりたいです」とまだまだ目指すところは高い。

 また、今年8月のK-1大阪大会に向けて「次の標的は、去年11月のトーナメント(第3代フェザー級王座決定トーナメント)本戦に出場した選手とやりたいです」と更なる強豪との対戦を希望した。同トーナメントは8人制で、斗麗の目指す江川が決勝までの全3試合の外国人選手を全て1RKO勝利しK-1フェザー級王者となったが、自身は「まだまだ弱いと思ってるので、強くならないと江川選手には勝てないので頑張ります」と斗麗は謙虚な姿勢を貫く。

江川優生(右)がトーナメント決勝でムエタイの強豪にKO勝利で優勝を果たす

 同トーナメントに出場した日本人選手は元K-1 WORLD GPスーパーフェザー級王者の卜部弘嵩、西京春馬、安保璃紅。そして海外選手では安保、卜部を破り、江川と決勝で戦った若きムエタイの強豪ジャオスアヤイ、西京を破ったアーサー・メイヤー、江川に初戦で敗れたホルヘ・バレラなどがいる。

 最後に「僕は10代のうちに世界一になりたいので、これからもっと練習して強くなりたいです。これからも応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。

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