【K-1】朝久泰央が王者からダウン奪い「たぶん顎折れたな」林は記憶無くしていた=激闘後の控室(動画あり)
3月22日(日)さいたまスーパーアリーナにて行われた『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K’FESTA.3~』の試合の裏側の映像を記録した『K-1 BACKSTAGE PASS』がK-1の公式YouTubeチャンネルで公開されている。映像では入場の裏側、試合、そして試合後の控室のトレーナーとの会話まで収録されている。
第15試合のK-1ライト級スーパーファイト(ワンマッチ)では本来、K-1 WORLD GPライト級王者・林健太(25=FLYSKY GYM)がキム・フォーク(28=スウェーデン)と対戦予定であったが、新型コロナウイルスの影響で欠場。急遽代打出場で朝久泰央(22=朝久道場)が試合4日前にも関わらず緊急参戦した。
林は、2018年12月のK-1ライト級世界最強決定トーナメントで優勝、その勢いをもってK-1 WORLD GPライト級に挑戦。王者の卜部功也を延長判定で破り、第3代ライト級王者となった。昨年8月にはデニス・デミルカプ、11月には金子大輝をKOで撃破し勢いに乗っていた。
対する朝久は”朝久空手”と呼ばれる独自の空手をベースとして、2018年12月のK-1大阪大会では元Krush王者の安保璃紅に勝利し、現在3連勝中と勢いがある。
試合は大方の予想を覆して、朝久のフェイントを交えた飛び段蹴りが林の顎を捉え、林が真後ろに倒れるてダウン。さらに、カウンターの右ストレートでさらにダウンを追加する。3Rは林の反撃を朝久が必死にしのぎ切る。林の圧力に対して、得意の蹴り技を上手く使った朝久が判定勝利で大金星を掴み取った。
試合を終えた林が「たぶん顎折れたな」とトレーナーに話すほどの、朝久の強烈な蹴り技が林の顎にクリーンヒットした。林の弟でセコンドに付いていた林勇汰は「ハイキックやな。あれで効いたな。顔が飛んでいた」と試合内容に関して、朝久のダウン奪った蹴り技が勝負を分けたと述べている。
控室で、林は「申し訳ないです。ハイ(キック)は何R?、(ダウン奪われたところから)覚えていない。自分がまだまだということですね」と語った。記憶が飛ぶほどのダウンを奪われながらも、立ち続けたことで王者の意地は見せたが、林にとって悔しい敗戦となった。
金星を挙げた朝久は「危ねえ、強いですね」と王者との一戦を終えてホッとした様子。控室で拍手で迎えられると「自分の中では、いつでも戦えるように仕上げてきたつもりだったけど、チャンピオンが強いのがあってパンチを効かされて苦しい戦いになりました」と王者の強さを感じた様子。
さらに続けて「急遽対戦が決まって、お互い万全な状態じゃなかったのと思うので、また福岡大会ででも、僕地元だし階級違うけど、もう1回タイトル懸けて再戦もありかなと思います」と地元福岡大会でのタイトルマッチも視野に入れているとコメントした。
地元・福岡大会で、朝久が階級変更をして林とのライト級タイトルマッチに挑むことはあるのか。2人の今後の動向に注目したい。
▼林vs朝久の「K−1 BACKSTAGE PASS」、K-1公式YouTubeチャンネルより
▼林vs朝久の試合動画、K-1公式YouTubeチャンネルより
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