【ボクシング】WBCが無観客再開へ「審判は在宅でオンライン判定」「選手の試合前隔離」など提案
新型コロナウイルスの影響で、スポーツイベントは世界的な中止に追い込まれ続けている。そんな中、世界ボクシング評議会(WBC)は、安全な大会開催に向けての提案を発表した。
各国のボクシングのプロモーションは、無観客試合を中心とした大会の復活の動きが出てきている。トップランク社も6月からラスベガスで無観客開催でという方向や日本でも7月に大橋ジムの無観客興行が検討されている。
5月6日発信のESPNによると、WBCは「興行は無観客で非公開の会場において行い、試合前には「ファイターとそのチームはホテルなどで14日間の隔離を行う」ことを推奨。さらに関係者たちには3種類のウイルス検査や毎日の検温を行うことを勧めている。記者会見や計量も非公開で、ネット配信のみとした。
さらに審判は在宅し、ライブ中継される試合を見て採点を行うことを提案した。会場に少しでも人を少なくすることが狙いで、審判は映像を見て各ラウンドごとに採点を行う。試合中継のように複数の多角度からのカメラ判定により、より正確な採点が可能になるかもしれない。
WBCのマウリシオ・スライマン会長は「これはボクシング業界全体に推奨したいアイデアだ」と語った。
また5月2日には『リングサイド医師会』(ARP)が、格闘技スポーツ再開の動きに対し、予防策の重要性を呼びかけた。ARPはボクシング・総合格闘技のリングサイドドクターたちに、講習や認定を行う世界的な機関だ。
ARPは公式ページで「世界的な自宅待機緩和の状況を受け、業務の再開を検討している。新型コロナウイルスに関する全てのリスクを排除することは不可能だが、予防策を講じることは出来る。予防策のガイドラインを作りたい団体には、ARPが支援とガイダンスを提供できる」と発表している。
ARPは1ヶ月前の4月6日には「全てのコンバットスポーツイベントについて、再開通知があるまで延期することを推奨する」と無期限延期の声明を出していた。しかし今回、緩和案を出したことになる。
5月9日、13日、16日には総合格闘技団体『UFC』が、アメリカ・フロリダ州ジャクソンビル市にての無観客興行を予定している。大会に出場する選手や関係者には、2種類の検査を実施し、当日まで毎日の検温など医療チェックも行われる。
世界的な非常事態宣言や制限が徐々にではあるが緩和している流れの中、格闘技界でも再開への動きが見えてきているようだ。
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