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【UFC】初のファイト・アイランド興行、アブダビのヤス島で7.12開催決定

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2020/06/10(水)UP

UFCファイト・アイランドのイベント開催が遂に正式発表された

 6月9日(火)、総合格闘技団体UFCとアブダビ文化観光局は、アラブ首長国連邦の首都アブダビのヤス島にて、かねてより話題となっていた「ファイト・アイランド」のイベントを開催することを発表した。ヤス島はアラブ首長国連邦・アブダビで最も大きい自然島の1つで面積は25km²。

「ファイト・アイランド」とはUFCのダナ・ホワイト会長が構想を発表していた「アメリカへ入国することの出来ない外国人ファイターたち」のためのプライベート島での試合場だが、今回、アブダビ首長国の主要な観光地の一つであるヤス島で試合を行うことが明らかとなった。

 同連邦のドバイ空港では6月11日より以下の旅客便が開通。ロンドン、フランクフルト、パリ、ミラノ、マドリッドのヨーロッパ地区、シカゴ、トロントのアメリカ地区、シドニー、メルボルンのオーストラリア地区に加え、6月15日からはニューヨーク、シンガポールなども加わる。

 現在、発表されているイベントは7月12日(日)のペイ・パー・ビューイベント『UFC251』から始まり、7月16日(木)、7月19日(日)、7月26日(日)の『UFCファイトナイト』3大会(全て日本時間)が続く。

 対戦カードなどは近日中に公式発表される予定だが、既にイリー・プロハースカ(チェコ/元RIZINライトヘビー級王者)やヴォルカン・オーズデミア(スイス/UFC世界ライトヘビー級6位)が、ファイト・アイランドでの試合に出場することを自身のSNSで予告。

7.11『UFC251』での対戦が報じられている元RIZIN王者プロハースカ(右)とUFCランカーのオーズデミア(左)

 また、一部の海外MMA情報サイトでも、7月12日(日本時間)『UFC251』の対戦カードとしてプロハースカvsオーズデミアのライトヘビー級マッチ、その他、ウェルター級王者カマル・ウスマン(ナイジェリア)vsギルバート・バーンズ(ブラジル)のタイトルマッチ、フェザー級王者アレクサンダー・ヴォルカノフスキー(オーストラリア)vsマックス・ホロウェイ(アメリカ)のタイトルマッチなどが報じられている。

 なお、公衆衛生ガイドラインに対応するため、ヤス島内にはアリーナ、ホテル、トレーニング施設、飲食店などを含むセーフティゾーンを設け、UFCの選手とコーチ陣、その他イベント関係者、施設運営に必要なヤス島の従業員のみに開放するという。

 UFCとアブダビ文化観光局は、2019年にUFCのイベントをアブダビ首長国で開催するための5年間のパートナーシップを締結し、同年9月には『UFC242』がヤス島で開催され、14,000人以上のファンが集まった。今回は元々締結していた5年間の契約を拡充し、イベント開催の決定に至った。

昨年9月にヤス島で行われた『UFC242』では、ヌルマゴメドフ(上)がポワリエ(下)に勝利しライト級王座を防衛(C)Jeff Bottari/Zuffa LLC/UFC

 今回の開催決定に、アブダビ文化観光局長のモハメド・ハリファ・アル・ムバラク氏は「今年で2年目を迎えるUFCとのパートナーシップは、ここ数年で最も成功した事業の一つであることが証明されました。彼らの協力のおかげで、アブダビで初めての“ファイト・アイランド”イベント開催を発表できることを誇りに思います」と述べている。

 UFCのホワイト会長は「我々が『ファイト・アイランド』で試合をするという構想に行きついたのは、世界的な(新型コロナウイルスの)パンデミックの最中に国際的なイベントを開催する場所が必要だったからです。アブダビは過去10年間、多くの試合を開催してきた素晴らしい場所で、今回のイベントには完璧な場所です。私たちはアリーナ、プライベートトレーニング施設、オクタゴンなどのインフラを島に整備しているので、ファイターたちにとって一生に一度の機会となるでしょう。ヤス島から最高の試合をお届けするのが待ち遠しいです」とコメント。

 UFCは2010年と2014年にもアブダビでイベントを行っており、2010年4月には初の野外イベント『UFC112』、2014年4月には『UFCファイトナイト』を開催している。

 今回、史上初となるファイト・アイランドのイベントではどんな戦いが繰り広げられるのか。プロハースカのUFC初試合、また今後発表される対戦カードにも期待したい。

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