【UFC】ホロウェイがオンライン練習のみでタイトル戦へ「今までで最高のキャンプの一つ」
7月12日(日・日本時間)ファイトアイランド(アブダビ・ヤス島)にて『UFC251』が開催される。『フェザー級タイトルマッチ』として、元同級王者のマックス・ホロウェイ(28=アメリカ)は、現王者アレクサンダー・ヴォルカノフスキー(31=オーストラリア)と再戦を行う。
昨年12月、ホロウェイはフェザー級王者として4度目の防衛戦にヴォルカノフスキーを迎える。しかし挑戦者の手数の前に判定負けし、王座陥落した。
今回はそのリマッチとなるが、ホロウェイはこの試合に向けてのトレーニングキャンプで、スパーリングをしなかったのだと言う。いや、出来なかったのだ。
ESPNのインタビューでホロウェイは語った。「俺たちのトレーニングは、すべてZOOMを通してだった」と、ホロウェイはビデオ通話を使って自宅で練習していたのだと言う。
ホロウェイの住むハワイ州・オアフ島では、3月から自宅待機令が施行されており、5月後半からは段階的に緩和されているも、6月末までは不要不急の外出は控えるよう要請が出ていた。
ホロウェイは「ロックダウンがあった。もし俺がジムにいたら、全員逮捕されていたかもしれない。当局は俺を捕まえることで、人々に恐怖を与えようとしていたかも」とハワイの有名人である自分が見せしめになる可能性があったと言う。
しかし最終的には「今までに経験した中で最高のキャンプの一つ」だったのだと言う。その理由は「いつものトレーニングキャンプでは、わずらわしいケガや打撲がつきものだ。しかし今回、俺は新しくケガをしていないんだ。もちろんファイターたちはいつも、ケガをしていたとしても『ケガはない』と言うだろうよ。だが、今回は本当に無傷なんだ」と、ケガ無しで挑戦できることを喜ぶ。
さらに「俺はスパーリングが好きだ。でもこのキャンプで目が覚めた。そんなにもスパーリングをする必要は無いってね。パンチやキックの仕方も、その応用のやり方も、既に知っているんだ」と過度なスパーリングは必要ないことに気づいたのだと言う。
相手のヴォルカノフスキーも、もちろん新型コロナの影響とは無縁ではいられなかった。在住しているオーストラリアから、練習拠点の一つであるニュージーランドのジムでキャンプを張ることが出来なかったのだ。だがヴォルカノフスキーはシドニー近郊のジムで練習が出来たようだ。ホロウェイはそれも出来なかった。
しかし、ホロウェイは自信があるようだ。「再戦を求めているのはヴォルカノフスキーのほうだ。自分は、王者だった頃と変わってはいない。今回も王者らしく戦う」と語る。
ホロウェイは地元のテレビインタビューにも「ベルトは俺のものではなく、家族や友人、チームのみんな、そしてハワイの人たちのものだ」と語っている。
ホロウェイの地元・ワイアナエはオアフ島の中でも経済的に貧しく、治安が悪い地域として知られている。ホロウェイは続けて「もし本気で一生懸命時間をかけて働くなら、素晴らしいことが起こるということをみんなに示すんだ。雨が降った後には、必ず虹が出るものさ」と、大切な仲間たちのためにベルトを持って帰ると宣言している。
▼WOWOW 『UFC – 究極格闘技 – UFC251 in アブダビ 豪華トリプルタイトルマッチ、ファイト・アイランド初開催!』
放送スケジュール
・7/12(日)午前11:00[WOWOWライブ]生中継
(WOWOWメンバーズオンデマンドにて同時配信)
・7/16(木)午後0:00[WOWOWライブ]リピート
(WOWOWメンバーズオンデマンドにて同時配信)
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