【ボクシング】マイク・タイソンの相手は4階級制覇のロイ・ジョーンズJrに=9.12米国
復帰を宣言していたマイク・タイソン(54=アメリカ)は、ボクシング4階級制覇王者ロイ・ジョーンズ・Jr(51=アメリカ)と9月にエキシビション戦を行う。これまでボクシング3団体王者となったイベンダー・ホリフィールド(57=アメリカ)が有力視されていた。
7月24日(日本時間)、タイソンが自身のSNSにて発表、ヤフースポーツやCNN、ESPNなど大手メディアが次々と報じた。
タイソンはSNSで「I.AM.BACK 9月12日に、イベント『レジェンズ・オブ・リーグ』にて、ロイ・ジョーンズ・ジュニアと戦う。”Triller(動画サイト)”とペー・パー・ビューだ」と発表した。
対戦相手のジョーンズは海外サイトのインタビューで「彼とリングへ上がるオファーを断るなんて、クレイジーだ。私は再び戻って戦うつもりはなかったが、彼のために例外を作ろうじゃないか。彼とリングに上がりたかった者の中から、私を選んでくれたのだから、断れないね」とオファーを快諾している。
タイソンが最後にリング戦ったのは、2005年。2004年7月にダニー・ウィリアムズに対し序盤は好調だったが1ラウンド中盤で左膝の靭帯断裂、それが響いて4ラウンドKO負けを喫した。翌年の6月には精彩をかく試合で6R終盤にダウンを奪われ、ラウンド終了後に棄権しTKO敗け。それが引退試合となった。対してジョーンズは、2018年に最後の試合を行っている。
タイソンの投稿の2時間ほど前には、ヤフースポーツが先んじてこのニュースを報じていた。
ヤフースポーツのケビン・アイオール記者によると、これはエキシビション・マッチであり、9月12日にカリフォルニア州カーソンの『ディズニー・ヘルス・パーク』にて行われるという。
記事の中でカリフォルニア州体育委員会の事務局長のコメントも紹介され「階級はヘビー級で、8ラウンド制。ヘッドギアはつけず、大きめオンスのグローブで行われる。互いにノックアウトを狙うようなものではなく、彼らはただリングを動き回り、ファンにレジェンドたちを見てもらうだけのものだ」と語っている。
タイソンは22日にも練習風景を動画を投稿し「俺の新しいベンチャーを紹介するぜ。”レジェンズ・オンリー・リーグ”。全てのスポーツの伝説を取り戻すんだ」と動画に書かれている。
動画の中でタイソンは「(今回の試みは)ファイターがパフォーマンスするためだけのものではない。野球選手やバスケットボール選手、サッカー選手らも含まれる。社会からは年を取り過ぎたと言われているが、彼らにはまだ闘志がある。我々は二度目の栄光の時代を生きるんだ。古いスターを磨いて、再び輝かせよう」とメッセージしている。
どうやらタイソンが”レジェンドたちをバックさせる”イベントで、まずは自身がメインを張るというものになりそうだ。
ヤフースポーツによると、アンダーカードとして、UFC殿堂で元ライトヘビー級王者のティト・オルティス(45)vsボクシング世界三階級王者のジェームズ・トニー(51)とのボクシング戦も打診したが、これは実現の見込みが薄いとのこと。
他にも、このイベントには追加の試合やライブ音楽などのパフォーマンスが含まれるようで、大々的なお祭りイベントになりそうだ。
現在カリフォルニア州では新型コロナウイルスが猛威を振るい、感染者が累計40万人を突破。最多感染者州のニューヨーク州41万人に迫る勢いだ。このままの状態では、観客を入れることは出来そうになく、ペイ・パー・ビュー対応が考えられているのだろう。
◆タイソンがSNSに投稿した”レジェンズ・オブ・リーグ”のプロモーション動画
I. AM. BACK. #legendsonlyleague. September 12th vs @RealRoyJonesJr on #Triller and PPV #frontlinebattle @TysonLeague pic.twitter.com/eksSfdjDzK
— Mike Tyson (@MikeTyson) July 23, 2020
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