2020/08/27（木）UP
（最終更新：2020/08/27 10:40）

強打の強介（左）と和製ムエタイ戦士の朝陽（右）が対決

　9月10日（木）に東京・渋谷のShibuya O-EASTで開催される、『Road to ONE:3rd TOKYO FIGHT NIGHT』の追加対戦カードが発表された。

　ONEムエタイ・ストロー級（56.7kg）の一戦として、WBCムエタイ世界スーパーバンタム級王者の朝陽・PK.センチャイムエタイジム（品川朝陽/18=エイワスポーツジム）が参戦。元REBELSｰMUAYTHAIスーパーバンタム級王者・KING強介（36=team fightbull）が対決する。

　朝陽は名高・エイワスポーツ、竜哉・エイワスポーツと並ぶ日本ムエタイの名門・エイワスポーツジムの期待の新星。18歳の若さながら、すでにムエサイアム・イサーンバンタム級、ルンピニージャパンスーパーバンタム級、MA日本フライ級のベルトを獲得。今年2月にはWBCムエタイ世界スーパーバンタム級も戴冠と勢いに乗る。

左フック一撃で勝利した朝陽

　昨年9月の『Road to ONE:CENTURY』で、初のケージ・オープンフィンガーグローブ戦に出陣。古豪・薩摩3373を左フック一撃で粉砕した。今回の一戦は朝陽にとって、ONE Championshipとの契約交渉権獲得試合となる。

　対する強介は打ち合い上等のハードパンチャー。4人の子を持つ”爆腕ビッグダディ”としても知られる。
　26歳と遅めのデビューだったが、15年にはMA日本キック、16年にホーストカップでタイトルを獲得、18年にはREBELS-MUAYTHAIスーパーバンタム級王座も戴冠と快進撃を続けてきた。

カーフキックでTKO勝利する強介

　現在は妻の実家である三重で、宮大工をしながら子育て、介護と並行し練習に励む日々。前戦は今年2月、REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメントの1回戦で、20歳の二冠経験者・タネヨシホをカーフキックで倒している。

　朝陽はコメントで「前回出させて頂いたRoad to ONEもKO勝ちで良い試合結果となりましたが、今回はそれを超える試合をしようと思っているので、楽しみにしていて下さい」とKO勝利でONE契約を狙う。
　強介もSNSで「REBELSのRを背負ってROADtoONEを盛り上げてきます。大事なトーナメント前に負けるつもりないです」と新たな舞台で気合を入れる。

注目の有井（左）と黒田（右）が対戦する

　また、若手ホープとして注目株の有井渚海（ありい・しょあ/19＝OWS/及川道場）が参戦。ONEキックボクシング・ストロー級の一戦で、黒田直也（23＝広島キックボクシングジム）と対戦する。

　有井は、昨年の新空手全国大会「K-2GRAND PRIX 2019」軽軽量級優勝、JAPAN CUP2018-58kg優勝といった実績を引っ提げ、昨年7月にRISEでプロデビューし判定勝ち。10月の『ONEウォーリアシリーズ』では3R KO勝ちしている。前戦、今年7月の修斗では、ケージリングのキックボクシングで判定勝利を納めた。

　ABEMAの人気恋愛バラエティ「恋する週末ホームステイ」に出演し人気を集めた端正なルックスと、傷つくのを恐れず正面から打ち合う負けん気の強さを併せ持ち、同世代からの人気を誇る新世代ファイターとして注目されている。