【レベルス】鈴木宙樹が王座初防衛で13連勝、老沼隆斗が激戦の末に延長戦を制す
▼第11試合 REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント 1回戦 3分3R(延長1R) REDルール
◯KING強介(team fightbull/元REBELS-MUAYTHAIスーパーバンタム級王者)
TKO 2分02秒 ※右カーフキック
●タネヨシホ(直心会)
今大会から「REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント」が開幕。優勝者には9月の大田区総合体育館大会において、現KING OF KNOCK OUTスーパーバンタム級王者・江幡塁への挑戦権が与えられる。
強介は元REBELS-MUAYTHAIスーパーバンタム級王者で、昨年大野貴志との『KNOCK OUT』の出場権をかけた1戦で敗れて、続くHIROYUKI戦でも敗戦して引退を匂わせていたが、単身赴任から三重県に移住。新しくチームを結成して再スタートを切ることになった。
対するタネは旧体制のKNOCK OUTのフライ級王座決定トーナメントでの大崎一貴との激闘で話題を集めた。今回のトーナメントでは、フライ級からスーパーバンタムに階級を上げての参戦となる。減量苦から解放された動きに注目が集まる。前戦は、今年1月に韓国の強豪選手に大差の判定勝利を収めている。
1R、強介が左ジャブで牽制して、遠い距離からの右ストレートをクリーンヒットさせて最初のダウンを奪う。立ち上がったタネは落ち着いて左ロー・ミドルと攻撃を散らしていく。強介も右ローをヒットさせせると、豪快な右フックを狙っていく。
2R、開始直後に今度はタネが前に出て、左ローから左ミドルと蹴りを走らせる。強介はステップを踏みながら右ローキックでふくらはぎ(カーフ)を蹴ると、タネがバランスを崩して倒れる。MMAでよく使われるカーフキックだ。これにダメージがあったかタネの動きが鈍る。
ダメージからサウスポーに構えてフックで襲いかかるタネだが、それでも強介の強烈カーフキックがタネの左ふくらはぎ外側(スネ外側)にヒットしダウン。立ち上がって前進するタネに、最後も右のカーフキックをピンポイントで当てダウン。レフェリーが試合を止め強介がTKO勝利。2回戦へ駒を進めた。
勝利した強介は「お久しぶりです。レベルスに久しぶりに帰ってきたんですけど最高です。今回、一生懸命考えて練習してこの試合落とせない理由があって2回戦で決着をつけないといけない相手がいるので」と負けられない勝負であったとコメント。決着をつけたい相手とは、トーナメントに出場している宮元啓介と引き分け、小笠原瑛作に負けているので彼らを意識した発言と思われるが、2回戦の強介の決着戦にも注目だ。
しかし、小笠原瑛作、宮元啓介のそれぞれの1回戦は3月8日の新日本キックボクシング興行で開催予定だったがコロナウイルスの影響で延期。開催時期は未定だが、コロナ問題が収束し1日でも早く開催を待ちたい。
▼第10試合 REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント 1回戦 3分3R(延長1R) REDルール
●森岡悠樹(北流会君津ジム)
延長判定0-3 ※三者とも9-10
◯小笠原裕典(クロスポイント吉祥寺)
※本戦判定は29-29、30-29、29-29
森岡は、参戦が決まっていた大野貴志の欠場を受けて急遽参戦が決まった。前戦は2月11日の『KNOCK OUT』で大川一貴に判定勝利している。自身では「前回の試合で良いところを見せられなかった」と語っており、今回のトーナメントで巻き返しを果たしたいところだ。
対する小笠原は最近ではONEに参戦を果たして実践を積んできた。ONEの初戦ではKO勝利を見せてインパクトを残したが、その後はまさかの3連敗。日本でも4月には笠原弘希に敗れ、昨年11月のKNOCK OUTでは宮本啓介に敗れて5連敗中。連敗脱出にむけて今回のトーナメントに参戦する。
1R、森岡が右ローを放つと、小笠原は左右のフックから右ローをリターン。中盤以降に小笠原が右のボディフックからの左右のパンチをまとめると、森岡もカウンターの右ストレートを返す。
2R、小笠原が遠い距離からの右ボディフックを叩き込むと、それに合わせて森岡は右のフックを返す。随所でパンチが交錯するが、両者共に明確なダメージを相手に与えることはできない。終盤には組みついてのヒザを繰り出す小笠原。
3R、森岡が右のストレートを何度も振るっていき3発目で右ストレートをクリーンヒットさせると、小笠原が後退。パンチをまとめる森岡だが、小笠原は耐えると右フックを返す。終盤には今度は小笠原が襲いかかり右フックをヒットさせて右ヒジを当てて、森岡を後退させたところで終了のグング。本戦では決着がつかず延長戦へ。
延長R、森岡が左ローを走らせると、小笠原が飛び込んでの右フックを何度も振るっていき、組んでのヒザ、さらには離れ側の右にヒジを振るう。終盤には、小笠原は組んでの怒涛のヒジ打ちを連発して、顔面に右ヒザを突き上げる。森岡も左ミドルを放つが、小笠原がジャッジに印象づけて判定勝利。連敗をストップした。
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