【K-1】王者・安保瑠輝也「分かりやすいKO決着を」山崎秀晃「やってきたこと全て出す」=前日計量
9月22日(火・祝)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)で開催される『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K-1秋の大阪決戦~』の前日計量・記者会見が、21日大阪市内にて行われた。
メインイベント[第11試合/【出版オーディション株式会社Presents】K-1 WORLD GPスーパー・ライト級(-65kg)タイトルマッチ]に出場する王者・安保瑠輝也(team ALL-WIN)と、挑戦者・山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が計量に臨み、安保が64.8kg、山崎が65.0kgで共にパスした。
安保は昨年6月の両国大会でゲーオ・ウィラサクレック戦を制してベルトを奪取。同年12月にゲーオとのダイレクトリマッチで勝利し初防衛、今年3月に不可思を下して2度目の王座防衛に成功した。対する山崎は、豪腕と投げつけるようなパンチを売りとし、新生K-1旗揚げ戦にも参戦しているK-1の立役者のひとり。昨年8月の平山迅戦から今年3月『K’FESTA』での寺島輝戦まで3試合連続KO勝利を挙げ、今回の安保戦で悲願のK-1王座奪取を誓う。
先にマイクを取った山崎は「やってきたことを全て出す」と、応援するファン、KRESTのチームメイト、家族の気持ちを背負って集大成の戦いを見せると意気込みを話す。一方の安保は「相手は集大成と言ってこの勝負にかけてきている。僕はまだまだこれから上にいく男なのでその差を見せつけてやりたいと思っています」と、ここにきても強気な姿勢は一切崩さない。
これまで幾度となくチャンスを逃してきた山崎にとって、悲願とも言えるK-1の王座獲得が改めて目前に迫ってきた。「K-1が好きで、K-1を求めて上京してきて、みんながこうして僕のことを応援してくれて、当たり前じゃない環境で戦わせてもらえる」と、地元関西のメインイベントでのタイトルマッチに、感慨深いという想いも吐露した山崎。「試合が決まったからおめでとうとかじゃなくて、勝って結果がなんぼ」と、結果を出してK-1に生きた証を残すと誓った。
一方、山崎と同じく地元関西で、チャンピオンとしてメインイベントを務める安保。昨年12月のK-1名古屋大会では、初めてメインイベントを任され、志願して実現したゲーオとのダイレクトリマッチで王座防衛に成功している。しかし僅差の延長判定勝利という結果は自身の望むものではなく、メインイベンターとしての難しさを経験した。今回は、メインイベンターとしての役割を果たすリベンジ戦であり、自分自身との戦いであると話した。
「分かりやすいKO決着を求めているし、みんなも求めていると思います。山崎選手は(新生K-1の)立ち上げからやってきた選手で、自分が格闘技から離れた時も第一線でやっていて尊敬していました」と、山崎へのリスペクトを示しながらも「想いがあるから獲れるベルトではないので、それをはっきり分からせてやろうと思っています」と、一蹴。試合後には今後の展望やマッチメイクも自身の口から話すと絶対的な自信をうかがわせた。
コロナ禍を経て、半年ぶりに開催となるK-1に「昂っている」と、話す山崎。「コロナで出来ない期間があって、K-1というエンターテインメントを見たくてうずうずされていた方も多いと思う。僕らは日々トレーニングして、修行しながらこの日を迎える。皆さんにはうずうずした気持ちを爆発させるような非日常をお届けすることが必須だと思う。『K-1おもろいな』って言われるような最高の大会にしないといけないという使命感は感じています」。
安保、山崎の一戦は2018年の年間ベストバウト賞を獲得した評価の高いマッチメイク。そのカードが再び実現するとあってファンからの期待値も高いことに触れ、安保は「お互いバチバチ行くタイプの選手なので、ファンの方に喜んでもらえる試合になるんじゃないでしょうか。僕は僕の仕事をしますし、山崎選手は真っ向勝負で来るので、それを楽しみにしてくれたらと思います」と、激闘を予告した。
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