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【RISE】NJKF女王・Ayaka「キックで上に行き(イジメてた子を)後悔させる」=女子47.6kgT

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2020/09/27(日)UP

ヒザ蹴りを蹴り込むAyaka

 10月11日(日)に神奈川・ぴあアリーナMMにて開催される『RISE DEAD OR ALIVE 2020 Yokohama』では、女子-47.6kg契約の8人制トーナメント『RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020』の一回戦が行われる。

 参戦選手のうち、NJKFの女子部門である『ミネルヴァ』からは3人の王者が参戦するが、うちピン級(-45.36kg)王者のAyaka(健心塾)が、オンライン公開練習を行った。

 Ayakaはアグレッシブなスタイルを武器に、19年11月にミネルヴァ日本ピン級王座を獲得。今年2月のRISE GIRLS POWERでは、”ムエタイ才女”伊藤紗弥に初KO負けを与える大金星をあげた。現在7連勝中だ。

 Ayakaは公開練習で前後の出入りと、細かい手数多めのシャドーを披露。ミット打ちでは、前進してはバネのあるパンチコンビネーションを叩きつけてみせた。

1回戦ではRISEアトム級王者・紅絹(右)と対決

 Ayaka一回戦の相手は、RISE QUEENアトム級王者・紅絹(NEXT LEVEL渋谷)だ。対戦組み合わせでは、Ayakaの対戦相手に紅絹が名乗りを上げる形で実現した。

 Ayakaは紅絹について「憧れの選手だったのでやってみたかった。指名され嬉しかった。あと美味しいな」と、1回戦で戦えることを喜ぶ。憧れていた理由として「今回のトーナメントでも、自分より唯一身長が低い。そんな選手が、それだけ上のほうにいるなんて純粋に凄いなと。距離感もダントツで上手い」と笑顔でリスペクトを告白する。Ayakaの身長は150cmで、紅絹は148cmだ。

 しかし尊敬の念は「試合に影響しない。自分のペースに持っていって打ち合いたい。とくに私は女子にしては桁外れの力を持っているんで、倒せる力は紅絹さんに勝てています。倒して(KO賞の)50万ゲットしたい。勝ちしか見えていません」と19歳らしい強気さを見せる。

左の百花、中央のsasoriと”同団体対決”もいとわないAyaka(右)

 その強気さは、平岡琴の「ぬるま湯につかっているチャンピオンたち」という言葉への返答にも現れ、Ayakaは「私に勝ってから言ってみろと。まあ私が勝ちますけど」と敵意をむき出しだ。

 隣ブロックで、同じミネルヴァのアトム級王者・百花は「紅絹選手と戦いたい」と答えている。それを聞いたAyakaは「うちが上がってくんで、紅絹選手はありません。もちろん百花選手も倒していきます。決勝でも同じミネルヴァの(ライトフライ級王者)sasori選手とやりたいですね」と、同団体同士の王者対決も厭わないようだ。

◆「キックで上に行き、(いじめていた子を)後悔させる」

 今春高校を卒業し、大学へは進学せずに現在はキックボクシングに専念するAyaka。キックボクシングは「練習も試合も楽しいです。笑いながらやっています。痛いのだけが怖いし嫌いだけど」と、自分にぴったりだと言う。

伊藤紗弥をKOしたAyakaの強烈な左ミドル

 高校時代は学校に馴染めなかった。Ayakaは「学校生活はほとんど喋らなかった。そんな態度が周りは面白くないらしく、多分いじめられてたんだと思います。自分は気にしてなかったけど、無視されてたりとか」と”仲間はずれ”だった。

 しかし、昨年11月にミネルヴァ日本ピン級王座を獲得し、周りの態度が一変した。「本当”空気(状態)”だったのに、チャンピオンになった途端に手のひら返し。『俺ら友だちだよな』とか。イラっとして、(キックで)上のほうに行ってもっと(いじめてたことを)後悔させたろかな。あのクラスでメンタルをある意味鍛えてもらった」と嫌だった思い出をバネにする。

 荒れた高校生活で成績も上がらず、ある時はテストで”2点”を取ってしまったと指を2つ立てて笑った。その指2本を「ビクトリーマークにします」とキック人生に賭け、”国内最強”を決めるトーナメントに挑む。

☆10.11 RISE 対戦カード、イベント情報はこちら

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