【RISE】無敗のシングルマザーerika♡、女王・寺山崩しの鍵は「パワーと圧力!」=女子47.6kgT
10月11日(日)横浜・ぴあアリーナMMにて開催される『RISE DEAD OR ALIVE 2020 Yokohama』。本大会で行われる『RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020』(RISEGP QoQ)に出場するerika♡(30=SHINE沖縄)が公開練習を行った。
erika♡は1回戦DブロックでRISE QUEENミニフライ級王者・寺山日葵(19=TEAM TEPPEN)と対戦する。
公開練習において、erika♡はサウスポーの構えからワンツー、前蹴りから左ミドル、ハイと実践的なシャドーを披露。ミットではワンツーから左ミドル、左テンカオと実践的なコンビネーションを見せ、試合に向けたイメージが具体的に出来上がっていると感じさせた。
今回RISE初参戦にしてRISEGP QoQトーナメントに大抜擢されたerika♡。オファーを受けたときは「みんなチャンピオンクラスでびっくりしたけど、自分の力を試してみたいと楽しみです」と気後れは全く無い様子。得意とする組みヒザが制限されたルールではあるが「普段は男子選手とスパーリングしているので全然組ませてもらえない」ということから、普段通りのスタイルであると主張した。
erika♡はシングルマザーで3児の母ながら、ここまで5戦5勝(2KO)と快進撃。練習を続けている理由を問われると「子どもが3人いて金銭的にも余裕がない中、周囲の人たちが絆だけで動いてくれるので、その思いが乗っている。子どもたちも好きなことをさせてくれてる。そのあたりも含めてリスペクトされるような母親になれるように頑張っている」と周囲、そして愛する3人の子どもたちの力が大きいと語った。
沖縄を拠点とするerika♡は、地元の料理がパワーの源だという。中でも豚のモツと大量のすったショウガを使う「中身汁」がお気に入り。さらには仲間たちと食べる格安のステーキで力を蓄えているという。
そのパワーが生きるのか、ダウンを連発する女子離れしたパワーを発揮。「パンチには自信が無かったけど、デビューしてから倒せるので強いとわかった」と武器を自覚した。RISEでの一戦に向けても「ひたすらサンドバックを集中して殴り、タイ人の先生の指導に従って追い込む」とさらに磨きをかけているという。
今回対戦する寺山の印象は「テクニックもスピードもあって、美しく戦う魅せる選手」と高評価。その一方で、今年7月に寺山が苦戦したsasori戦を引き合いに出し、自らとスタイルが似ているsasoriの善戦に「勇気をもらえた。平岡(琴)選手戦でも思いましたが、テクニックを削れるようなパワーと圧力を活かした攻撃を練習すれば行ける」と自信を深めたという。
バックボーンとなる競技(大倉萌は空道、平岡琴は空手)での受賞歴を含めると、参戦選手中erika♡のみ無冠である。しかし、そのアグレッシブな戦いぶりと5戦全勝の実績は、ポテンシャルでは引けをとらないことを証明している。女子最強を決める本トーナメントにおいて、沖縄の新星がどんな波乱を巻き起こすか、10月11日の決戦は見物である。
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