【RISE】青木真也お墨付き、女子T断トツパワー・大倉萌に期待
10月11日(日)に神奈川・ぴあアリーナMMにて開催される『RISE DEAD OR ALIVE2020 Yokohama』に出場する、大倉萌(大道塾吉祥寺支部)が、10月3日(土)公開練習を行なった。
大倉は、今大会で『RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020』として行われるトーナメント初戦に出場し、30戦以上の戦績を誇る、ベテランの百花(魁塾)と対戦する。勝てば、今年11月の準決勝と決勝への進出が決まる。
大倉は10歳から大道塾・空道を学び、2017年には『北斗旗全日本空道体力別選手権大会』女子215以下クラスで優勝。今年1月のキック初戦では相手の顔面から出血させる強烈なTKO勝利でデビューした。ハーフデッドリフト300kg、ベンチプレス100kgを超える男子顔負けのパワーで、王者クラスをなぎ倒し優勝を狙う。
公開練習では、キレのあるシャドーを披露した後、ミット打ちを行なった大倉。ミットに、ワンツー、フックと威力抜群のパンチを叩き込んだ。中でも、パンチのコンビネーションからの、強烈なヒザ蹴りが印象的であった。
女子最強を決めるトーナメントに参戦が決まり、周囲の反響は大きかったという大倉は、今回キックボクシングは2戦目となる。百花とのキャリアの差について、聞かれると「戦いという意味では9歳から試合に出ていますので、戦った数の差はないと思います」ときっぱり。
所属する空道の道場に女子選手が居ないため、男子の選手と鍛錬を積んでいる。その練習が、大倉のフィジカルに結びついているのだろう。
やはり、気になるのは空道とRISEでのルールの違いだ。「空道の試合だと、胴着を掴んでヒジ、投げ、近距離の攻防がある。ミットだとヒジを出す練習を、長年やってきました」と、RISEのリングでは認められない、ヒジ打ちや胴着を掴んでの投げを封印しての戦いになる。
フィジカルの強さが、クローズアップされる大倉だが、力で押しつぶすのみの戦いが理想ではない。「考え方としては、技術が軸にあって、それをサポートするのがフィジカル」との見解を示す。
具体的には「パンチと蹴りのコンビネーション、パンチ打ったら蹴りに繋げられるように練習しています」と、公開練習で披露したミット打ちのように、テクニカルなコンビネーションを見せる構えだ。その技術に持ち前のフィジカルを交えた、大倉の戦いに目が離せない。
インタビューでは、MMAのリングで活躍する青木真也も登場。「優勝するだけではダメですよ、インパクト残して、彼女の生きてる中での主張を伝えていって(キックボクシングの)ジャンルを超えるのがテーマなんじゃないかなと思います」と、青木なりの言葉でエールを送る。
また、青木からは「今日の動きは良いと思いますよ。他のメンバーとは、質感がちょっと違うと思います。(ルールに)慣れてる慣れてないということではなくて、調整のレベルでいけるんじゃないかなと思います。舐めてるとかじゃなくて、ちゃんとやれることやって、技術を出せれば問題ない」とお墨付きの言葉もあった。
RISE女子最強トーナメントで、ベールを脱ぐ大倉の戦いに注目だ。
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