【空手】98%飛沫カットに成功した防具で大会が無事開催、今後に繋げる
全日本空手道連盟(以下、 全空連)では、 組手競技における新型コロナウイルスの感染防止対策として、 10月4日に日本武道館で無観客で開催された「関東学生空手道選手権」において、 実験的にメンホー(顔面の防具)の口の部分にシールドを装着した組手競技を実施した。オリンピックに向け改修を終えた日本武道館では初のスポーツイベントとなった。
全空連は、 メンホーの主力メーカーであるミズノに飛沫拡散をカットできるシールド(材質:ポリプロピレン)の開発を依頼し、従来のメンホーに張り付けるだけで、装着できるシールドが完成した。
この試作品を新日本空調株式会社(本社:東京都中央区)の「微粒子可視化システム」によって測定した結果、 メンホーにシールドを装着することにより約98%の飛沫がカットされることが実証されたという。
当初は気合を発するのは感染の影響があるとして禁止も検討されたが、防具とシールドを着用して飛まつを防ぐ取り組みにより「気合い」を認めることとなった。
メンホーはこれまで小、中、高校生の組手競技では使用が必須だったが、今回のような非常時に大学生の大会でもメンホーを試験的に装着することにより開催できたことから、今後の大会も開催可能になると考えているという。
全空連では12月12日~13日に開催予定の第48回全日本空手道選手権大会の1日目の「「団体戦」は、多くの選手、関係者が参加するため、中止とし、2日目の「個人戦」は、例年通り日本武道館にて開催されることが今年の8月に発表されている。なお全日本の組手でメンホーが使用されるかどうかは発表されていない。
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