【RISE】KO勝利の極真・ベイノアがSB王者・海人に“倍返し”リベンジ宣言「やられたらやり返す」
10月11日(日)ぴあアリーナMMにて行われた『RISE DEAD OR ALIVE 2020 Yokohama』。セミファイナル第12試合 -70kg契約3分3R延長1Rに出場し、TENKAICHI二階級制覇王者の宮城寛克(赤雲会)を3RKOで撃破した“ブラックパンサー”ベイノア(極真会館)が12日、都内で行われた一夜明け会見に臨んだ。
極真空手の元全日本軽量級王者のベイノアは1Rから手数で圧倒。タフな宮城をパンチで削り、2Rに右フックでダウンを奪取。3Rに2度の極真空手仕込みのハイキックでダウンを追加し、今年2月のHideki戦以来の勝利を収めた。
階級を上げた70kgクラスの第2戦目で約8ヶ月ぶりの勝利を手にしたベイノアは「(対戦相手の宮城は)誕生日も同じ、キックパンツの柄も(共に白地に赤系ライン)かぶった。だからこそ盛り上がったと思う。70kgで戦う中で自分の武器はスピード。昨日はそれが存分出せて戦えた」と満足げな表情で試合を振り返った。
今回、大人気漫画アニメ『鬼滅の刃』主人公の竈門炭治郎(かまどたんじろう)のコスプレをした自身の入場について「唯一の反省は入場の炭治郎がデカくてあまり可愛くなかった。そこはもう一回自分を見つめ直そうと思っている」と、ジョークを交えた。
また、横に並ぶ形で会見に出席したシュートボクシング(以下、SB)日本スーパーライト級王者・海人(TEAM F.O.D)との再戦(両者は19年12月のSB後楽園大会で対戦し、海人が判定3ー0で勝利)について「やられたらやり返す」と、芸人ベイノアらしく大人気ドラマ『半沢直樹』のセリフをモノマネ風に連呼。
「(リベンジと言うのであれば)SBルールでやらないと借りを返せない。SBルールで“ぶん投げ”たい。また、来年(開催予定の)RISEのDOA(70kg)トーナメントで勝ち上がれば、当たると思うので、(その時は)RISEチャンピオンとしての強さを見せたい」と宣言。もし、ベイノアがSBとRISEの2つの舞台で海人に雪辱を果たせば、まさに『半沢直樹』の決め台詞の続き、“倍返し”となる。
ベイノアはさらに、RISEの伊藤代表が海人の今後のマッチメイクについて「(海人は)クールな選手だが、感情をむき出しにする相手をぶつけたい」と発言した事を引き合いに出し、「(海人の)感情をむき出しにさせてあげる選手は僕だけじゃないかなと思っている」と、キック界の次世代エースの一人として人気を集める海人の唯一の“ライバル”と言わんばかりに語気を強めた。
最後に、自身の年内の目標達成は大晦日のRIZIN出場だとし「もし何かの間違いでNHKから紅白歌合戦の白組司会者のオファーがあったとしても、僕は断ります。(大晦日の)試合に出るので。それくらい意気込んでいます。よろしくお願いします。押忍」と、昨日の勝利マイクに続き、改めて、毎年、日本中のお茶の間が注目する年末ビッグイベントへの参戦をアピールした。
一方、海人は昨日の大会でミドル級ワンマッチで元新日本キックボクシング協会ウェルター級王者・緑川 創(RIKIX)に判定勝利を収めたが、「昨日は試合内容的には満足いってない。圧倒的な強さを見せたかったが、緑川選手は強く、そう上手くはいかなかった。11月28日にシュートボクシングの大会(出場)が決まっているので、そこで挽回したい」と冷静に反省の弁。
「緑川選手は70kgでトップを走っている。今回、その緑川選手と打ち合えたことや相手のパンチ力やパワーに耐えることが出来たのは自信になった。緑川選手に勝てたので、70kgで世界と渡り合っていきたい」と前を向いた。
また、ベイノアとの再戦については「RISEルール(RISEトーナメント)でもSBルールでも、どちらでも対戦しても良い」と、ベイノアの熱い再戦要求をいつも通りの“クール”な態度で受け止めた。
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