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【Krush】佐々木大蔵、山崎vs安保の衝撃KO劇超え目指す「僕にしか見せられないアート見せる」

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2020/10/15(木)UP

間3ヶ月の連続防衛戦もモチベーションは高い(c)K-1

 10月17日(土)東京・後楽園ホールで開催される『Krush.118』で、2度目の防衛戦を行うKrushスーパー・ライト級王者・佐々木大蔵(29=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が公開練習を行った。
 佐々木はKO量産の若き強豪・中野滉太(21=POWER OF DREAM)の挑戦を受ける。

 試合直前の佐々木は短い時間ながらミット打ちを披露。体調を問われると「変わらずいい感じで」と両手の親指を立てて見せた。

初防衛戦ではテクニカルな左ミドルでダウンを奪い大差判定勝利=今年7月

 挑戦者の中野の印象は「ひと言で言うと当て勘が鋭くて、一発でいいところに当てるのがうまいなと思います。パワーとかはやってみないと分からない部分もありますが、ここ数戦を見ると倒す姿が目立つので、そういう部分で怖ろしい選手だなと思います」と警戒する。

 だが、作戦に関してはあまり決めていないのだという。「昔は研究をたくさんして相手の試合をずーっと見てたりしたんですけど、ここ最近はある程度の情報を入れた上で、自分がどういう動きをするか。試合の中で感じるものがあるので、それに反応して自分がどういう動きができるかというのが大きいです。最近は自分自身、すごく楽しんで試合ができているので、それがやれてるということじゃないですかね」

先輩・山崎秀晃のゴールデンフィストが安保瑠輝也を襲う

 では、佐々木が当日リング上で見せたいものは何なのか。最近よく口にする「アート」という言葉がまた聞かれた。
 佐々木は「アートというのは、僕にしか見せられないものというような意味です。自分ひとりだけではなく、中野選手の動きや思いがミックスされた上でどうお客さんに伝わるかというのが、すごく楽しみです。一つの『作品』としてお客さんの心に残るような試合ができたら、秀さん(山崎秀晃)と安保(瑠輝也)選手の試合を超えられるんじゃないかと思います」と、今年9月の大阪大会でジムの先輩・山崎秀晃がタイトル奪取した試合を挙げた。

「僕はセコンドに就いてましたけど、今想像しただけで鳥肌が立つぐらい鮮明だし、すごく刺激になってます。当日も秀さんがセコンドに就いてくれるし、心強いですよ」とモチベーションアップにもなったという。

(c)K-1

「山崎のような勝ち方を目指す?」と問われると、「そうなったら『大蔵どうした?』ってなりそうな気もしますけど」と笑う。「僕は僕なりに純粋にK-1という競技を楽しんで、リングの上でもその楽しさを実感できればいいなと思うし、それがお客さんにも伝わればいいなと思ってるんで」と、自分のスタイルで勝つことを強調する。

 最後に「当日、みんなの期待をいい意味で裏切れるような試合を見せたい」と意気込んだ佐々木。中野の強打を寄せ付けない、王者のアートを見せつけることが出来るか。

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