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【ボクシング】ロマチェンコvsロペスのスコアカード、主催のボブ・アラムCEOが指摘

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2020/10/19(月)UP

ロマチェンコ(左)がまさかの判定負け、ロペス(右)が4団体制覇王者に(写真=Getty/wowow)

 10月18日(日・日本時間)にプロボクシング『4団体統一 世界ライト級タイトルマッチ』が行われ、IBF同級王者テオフィモ・ロペス(23=米国)が世界ライト級3団体統一王者ワシル・ロマチェンコ(32=ウクライナ)に、12R判定3-0で勝利、史上5人目の4団体制覇王者となった。

 判定の詳細はジャッジのティム・チェイサムは116-112、ジュリー・レダーマンは119-109、スティーブ・ワイズフェルドは117-111をつけた。
 全てのジャッジは7Rまで、そして最終の12Rは全てロペスにつけた。ロマチェンコにはチェイサムが8Rから11Rまでの4R、ワイズフェルドは8R、10R、11R、レダマンは11Rのみとなった。

ロマチェンコとロペスのスコアカード(@MikeCoppingerより)

 これを見ると7R終了時点でロマチェンコはダウンを奪わない限りロペス勝てない状況だった。

 この試合を主催する米ボクシング大手プロモーション会社トップランク社のボブ・アラムCEOは、たとえ勝者への判定が正しかったとしても、採点を厳しく評価した。

 米スポーツ専門サイト『ジ・アスレチック』のマイク・コッピンガー記者の、ボブ・アラムCEOへのインタビューによると「私の採点では7-5でロペスが勝った。8-4の可能性もある。でも11Rラウンドのみの(ロマチェンコへの)採点では試合を見たとは言えない。私はコミッションにジュリー・レダーマンをジャッジに指名しないように頼まなければならない」とコメントしている。

トップランクCEOボブ・アラム氏

 ロマチェンコは試合後のインタビューで「前半は多くのラウンドを取られていたと思うが後半ラウンドは取っていた。勝ったと思った」と語り、勝ったロペスは「勝てた理由はある。判定がどうあれ、スコアカードがどうあれ、私には関係ない。これは私が勝ち取ったものだし真のチャンピオンということに変わりはない」と述べている。

 WOWOWの生放送では12R終了後、解説者らがロマチェンコの勝利を確信していたがロペスの勝利に驚きを隠せなかった。前半戦はロマチェンコのいう通り、ロペスが多くラウンドを取ったと思うが、全体を見てヒット数ではロマチェンコ、ややダメージを与えたという点ではロペスという内容だった。
 WOWOWでは19日(月)21時より再放送される。

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