【ボクシング】ロマチェンコがまさかの王座陥落、勝ったロペス「判定がどうあれ私が真のチャンピオン」
10月18日(日・日本時間)にプロボクシング『4団体統一 世界ライト級タイトルマッチ』が行われ、IBF同級王者テオフィモ・ロペス(23=米国)が世界ライト級3団体統一王者ワシル・ロマチェンコ(32=ウクライナ)に、12R判定3-0(116ー112、119-109、117-111)と大きく差をつけ勝利、史上5人目の4団体制覇王者となった。
この採点に生放送したWOWOW解説のジョー小泉氏、西岡利晃氏ともに試合内容からロマチェンコの判定勝利とほぼ確信していたことから驚きを隠せなかった。ヒット数ではロマチェンコが断然有利で、ロマチェンコの勝利かと思われた。ロペスの勝因を考えると、ロマチェンコが前半に様子を見すぎたこと、ロペスが数回はあったダメージを与えたことだろうか。
ロマチェンコは相手を空回りさせKOに至るハイテク(高性能)とのニックネームどおり、ヒットを許す場面は少なかった。ただし、KO率80%の衝撃的なKOを重ねるロペスのボディやアッパー、フックに動きが止まるシーンもあった。
試合は1Rからロペスが圧力をかけ積極的にパンチを出していく。一方ロマチェンコはほとんど手を出さず相手の動きを分析しているのか、じっくり観察する。
2Rの中盤から徐々にロマチェンコがカウンターを出し、ヒットさせるがロペスはパワーあるボディ、顔を狙う。攻撃はガードされるも手数はロペスは上だった。以降のラウンドもお互い静かな展開ながらロマチェンコはヒットを稼ぎ、ロペスは手数を出すが、ロマチェンコはほぼヒットを許さなかった。
7Rから手数が多くなるロマチェンコ。ロペスのボディの連打をもらうシーンがあるがロマチェンコの右にロペスの右目が腫れ始める。
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