2020/10/19（月）UP
（最終更新：2020/10/19 08:27）

Krushバンタム級王座決定Tに出場する（左から）萩原、橋本（右から）黒田、吉岡。中央は中村K-1プロデューサー(c)K-1

　10月18日（日）都内にて「Krush.118」後楽園大会の一夜明け会見および「Krush.120」12.19(土)後楽園大会の記者会見が行なわれた。

　今大会から第6代Krushバンタム級王座決定トーナメントが開幕。平均年齢が約20歳と若い選手が揃ったトーナメントは最軽量級らしいスピーディな試合が続いた。

　過去にタイトル挑戦歴がある萩原秀斗は関西の峯大樹に勝利。橋本実生はアマチュア時代に敗れている藤田和希を下して一回戦を突破した。優勝候補の呼び声高い吉岡ビギンは池田幸司を接戦の末に判定2-1で振り切り、K-1甲子園王者・多久田和馬と黒田斗真の10代対決は黒田に軍配が上がった。

黒田が左フックを放つ

　この結果により、準決勝の組み合わせは萩原vs橋本、吉岡vs黒田に決定。会見には4選手が揃って出席し、一回戦を振り返り、準決勝・決勝がワンデートーナメント形式で行われる『Krush.120』12.19(土)後楽園大会に向けた意気込みを語った。

　準決勝で優勝候補の吉岡と対戦する黒田斗真は「しっかりこのチャンスをモノにしてベルトを獲りたいと思います。実は吉岡選手には小学校の時にベルトをかけて試合をして負けています。プロとアマは違いますが、プロのリングでリベンジしたいです。選手としてはすごくパワーもあってスピードもある選手だと思います」と吉岡を評価しながらリベンジを目指す。

強烈な左ミドルを蹴り込む吉岡

　対する吉岡は
「黒田選手もおっしゃった通り、アマチュア時代にベルトをかけた試合で勝っています。プロではリベンジさせないです。選手としてはスピードがあってパンチもある。上手くて強い印象があります。（1日2試合について、また決勝で戦いたい相手は？）プロで1日2試合はやったことがないですが、それに対応できる体つくりや練習をしたいと思います。ABEMAの特集で橋本選手が僕の名前を出して『やったら面白そう』と言っていて、ファンのみなさんも僕と橋本選手の試合を見たいと言って下っているので、橋本選手とやれればいいなと思います。萩原選手も強いので、どちらが上がってきてもいいように対策します」と優勝を目指す。

鋭いハイキックを放つ橋本

　もう一方の準決勝で格闘代理戦争出身の橋本実生は萩原秀斗と準決勝を争うことについて
「上手いって感じですね。どう捕まえて打ち合いにもっていくかが大事かと思います。1日2試合はなんの問題もない。むしろラッキーです。決勝はABEMAの特集でも言った通り、ビギン選手はいつも面白い試合をするので、やってみたいと思います。ただ昨日の黒田選手の試合を見て『なんちゅう早くて強い選手なんや！』と思いました。ベルトを獲れれば相手は誰でもいいです。ベルトを獲るまでは遊ぶ気はない。ベルトを獲ったら沖縄に行きたい」と優勝しか頭にない様子。

パンチで攻め立てる萩原

　対する萩原は橋本について「打ち合いが好きだなというのと、僕は影が薄い方なんですけど、メディアにも出ていて華やかで注目されている印象です。（昨日）自分の試合が終わって、他の試合を見ていましたが、橋本選手と吉岡選手の弱点は分かりました。ただ黒田選手の弱点は分からなかったので、決勝には吉岡選手に上がってきてもらいたいです」と優勝候補の吉岡の弱点を見つけたとし決勝で対戦したいと語った。
　さらに萩原は「僕はトーナメントの大穴だと思うんですけど、一時期4連敗して悔しい想いをして離れていく人もいました。その落ちた状態から（チャンピオンまで）上がる姿を見ていただきたいです。勇気と元気と笑顔を与えて、ベルトを獲ります」と這い上がる姿を見せ優勝を誓った。

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