【RISE】引退の裕樹、那須川天心に4度ダウン奪われ敗戦も「すごい楽しい瞬間だった」

2020/11/02（月）UP
（最終更新：2020/11/03 00:39）

　11月1日（日）エディオンアリーナ大阪で開催された『RISE DEAD OR ALIVE 2020 Osaka』のメインイベント（第15試合）において、自身の引退試合でRISE世界フェザー級王者・那須川天心（22＝TARGET/Cygames）に挑んだ“ミスターRISE”こと、裕樹（37＝ANCHOR GYM）が、大阪市内にて行われた一夜明け会見に出席した。

　“神童”天心に真っ向勝負を挑み、通算4度のダウンを奪われ2R2分56秒にスリーノックダウンでTKO負けを喫した、RISE三階級王者の裕樹は「世界一を肌で感じることができて、すごい楽しい瞬間でした。引退したから反省しても意味がないが、心はいつもファイター。試合映像を見て色々と反省してしまう自分が面白かった。そういう風に思わせてくれたこの一戦、RISEさんと天心君には本当に感謝しています」と、“完全燃焼”できた試合に満足した様子をみせた。

　何度倒されても立ち上がり、真っ向勝負を挑むその姿から多くのRISEファンに愛された裕樹。
　この試合でも、何度か那須川の飛びヒザ蹴りをもらう場面が見られたが、「最初の飛びヒザ蹴りで歯がぐらついている。ちょうど良い機会なので、差し歯に変える」と、なんでもないことと言わんばかりに笑顔で答えた。

　引退については「あまり実感がない。（今回の試合に向けて体重を）58kgにする為に1年間頑張ってきた。（試合は終わったのに）今もご飯食べていいのか、分からないくらい。それくらい実感がない」とコメント。

　気になる後進の指導については「後進の指導には力を入れない。自分がこの1年間やったこの生活をできる奴はいない。やる奴は勝手にやる」と、ストイックなことで有名な裕樹らしい持論を展開し、自分を磨く事に必死な女性向けのフィットネスに力を入れたいと話した。

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