【レベルス】“左ミドル対決”に挑む元極真王者・与座「蹴りでも勝ち全局面で上回る」GLORY戦士・久保「質の違い見せる」
11月8日(日)東京・後楽園ホールにて開催される『REBELS.67』。本大会で対戦する与座優貴(橋本道場)、久保政哉(フリー)の戦前インタビューが主催者を通じ届いた。
この両者の対戦は、当初今年9月の『KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.2』で行われる予定だったが、久保が新型コロナウイルスに感染したため延期。この11月のレベルスで改めて対戦が決定している。
■与座優貴「蹴りでも勝った上で全局面で上回りたい」
与座は極真会館2017年第6回全世界ウェイト制選手権軽量級優勝の実績を引っさげ、昨年3月にキックボクシングデビュー。7戦7勝(3KO)と快進撃を見せた勢いのまま、今年2月にKNOCK OUTで行われた「無法島Presents KNOCK OUT 64kg GRAND PRIX」に参戦した。
しかし1回戦で鈴木千裕相手に優勢に試合を運びながらも、3Rに逆転のダウンを許し初敗北。今回が9ヶ月を経た再起戦となる。
与座は敗戦当時を振り返ると「あの試合は、いい意味でも悪い意味でも蹴りに頼りすぎており、常に相手の攻撃をもらう距離で戦っていた」と、戦術面のミスを分析。「今の状態から振り返ると、よくあのレベルで7連勝していたな」と、キックボクシングへの最適化不足を悟ったという。
対戦する久保の印象を問われると「世界的に大きな団体『GLORY』で活躍する選手。実力者でキック関係者からも評価が高く、そういう選手と戦えるのは楽しみ」と、世界的知名度を持つ久保へ気後れする様子はない。左ミドル対決の評判にも「自分は全部ができる選手になりたい。久保選手が蹴りの選手なので、蹴りでも勝った上で全局面で上回りたい」と、圧倒的な勝利を見せる構えだ。
改めて今年2月の敗戦時と現在を比較し「一発の攻撃力、パンチに対する反応、基礎的な部分も全然違う」と、大きなレベルアップを実感しているという与座。「9ヶ月で凄く成長できている。あの黒星が最後になるような進化ぶりを見せたいと思います」と、強豪との対戦の場で新生・与座を披露すると約束した。
■久保政哉「蹴りの質が全然違うところを見せたい」
対する久保は、欧州を拠点とする巨大キックボクシングプロモーション『GLORY』と日本人で唯一の専属契約を持つファイター。今年9月に18年6月以来の日本国内試合に臨む予定だったが、新型コロナウイルスに感染したため延期となっていた。
長い海外での戦いを経て、約2年半ぶりの国内参戦。久保は「海外で応援してくれる人が少ない中で試合をしてきたことは自信になっているが、どの場所であっても僕がやるべきことは変わらない」と、緊張はない様子。むしろ「調整がしやすく、日本食でリカバリーできて計量後は自宅で休める」と、大きなメリットを感じていると語った。
対戦相手の与座の印象は「体が頑丈そうで、空手世界王者らしく左ミドルがめちゃくちゃ重そう」と評価。キックキャリアはわずか8戦だが「空手で場数を踏んでいるし、キックではベテランがデビュー戦の選手に負けたりもするので、キャリアの差は関係ない」と、自身のキャリア34戦は有利な材料ではないと判断。「空手特有の胴回し回転蹴りなど、不意にもらってポカしないように」と気持ちを引き締める様子を見せた。
その左ミドルにおいては、久保も”和製サムゴー”の異名を持つほどの名手。ファンから左ミドル対決に期待が集まっていることに触れると「蹴りの質が全然違うところを見せたい」と、真っ向勝負に応じる構えを見せた。
将来的には「レベルス、KNOCK OUTに継続参戦してベルトを狙える位置までいきたい」とする一方「タイのギャットムーガーオジムで練習しながら、試合もたくさん出させてもらえる話があるので、コロナが落ち着いたらタイで1年くらい練習したい」と、マルチな目標を語る久保。左ミドル対決を制し、さらなる飛躍の足がかりをつかめるか。
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