【K-1】”合氣ック”の大和哲也「無限小の中に無限大、無限大の中に無限小がある」=12.13両国
12月13日(日)東京・両国国技館で開催される『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』で、佐々木大蔵(29=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と対戦する大和哲也(32=大和ジム)のインタビューが主催者より届いた。
大和は2010 K-1 WORLD MAX -63kg日本トーナメントで優勝し、ムエタイでもWBCムエタイ世界スーパー・ライト級王座を獲得している強豪。昨年12月に不可思にKO負けを喫して以来、1年ぶりのK-1参戦となる。
試合から離れた1年間も今までと変わらず練習してきたという大和は「期間が空いたことで自分のやっている“合氣ック”がすごく腑に落ちてきました。これからは我を持ちながら我を持たず、天地に身を任せた、力を抜いてリラックスした美しい戦いをしたいと思います」と語る。
対戦相手の佐々木については、「本当にテクニシャンのコンプリートファイターだなと思います。僕と違っていい時と悪い時のムラがない」と称賛。自身はムエタイルールでベルトを獲得してきたが、佐々木はK-1ルールの中で結果を残していることから、挑む気持ちで戦いたいといい、対戦は「試合としても噛み合う試合になると思うし、玄人の方にも一般ファンの方にも楽しんでもらえる試合になるでしょう。ここで勝つことでまた自分もトップ戦線に食い込めると思うので、落とせない試合ですが、勝ちにこだわるんじゃなくて自分の持っているものを全力で発揮できるように、しっかり仕上げていきたいなと思います」とコメント。
合氣道の稽古を練習の一環として取り入れ、合氣道とキックボクシングを融合させた”合氣ック”を実践している大和。「合氣道の稽古でも“静動一致”と言われるのですが、コマって速く回っていると止まって見えるじゃないですか。あれはメチャクチャ速く回っているから止まって見えるわけです。無限小の中に無限大があって、無限大の中に無限小がある。そういう心境が作れていない時は負けていたと思うので、そういうことも含めて心身ともに最高の形に仕上げて今後は試合をやっていきたいなと思います」と意気込む。
最後にファンに向けて「(佐々木)大蔵選手は本当に綺麗な戦い方をするファイターで、人間的にも素晴らしい選手だと感じています。その大蔵選手と両国国技館という由緒ある会場で戦えることを嬉しく思いますし、観客のみなさんの前で戦えることを嬉しく思います。全身全霊で最高の大和哲也をお見せしたいと思います」とメッセージを送った。
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