顔面殴打された元PRIDE戦士ハリトーノフが“重傷”写真をインスタ公開、“戦友”のミルコ・クロコップも応援
かつてPRIDEで活躍した人気格闘家のセルゲイ・ハリトーノフ(40=ロシア)が11月13日にロシア・モスクワで襲われ重傷を負ったが、入院中の本人がその負傷した顔面の写真を自身のインスタグラムに16日、掲載した。
ハリトーノフは12日に首都モスクワのルジニキ・スタジアムで開催されたイベントに出席。その際に何者かに殴打され、頭部損傷と右目負傷と、現地及び複数の海外メディアが報じていた。
写真では、左目の周囲が陥没していることから眼窩底(がんかてい)骨折していることが分かるが、インスタグラムの自撮りでは左右反転の状態がたまに見られるため、右目負傷の可能性はある。
ハリトーノフは16日に投稿した写真と共に「アスリートにとっては、ファイトの後、骨折したり、脳震盪を起こしたりするのはよくあることだ。私の心は折れていない。前に進むだけだ。私の勝利はこの先にある。半年後、私は戻ってくる!」と力強いコメントを残した。
格闘家にとって重要な眼の負傷とあって“引退”も囁かれていたが、強い精神力で半年後の復帰を宣言したハリトーノフの姿勢に、約1万人以上の多くの友人やファンから激励の“いいね!”反応。同じ時期にPRIDEを支えた“戦友”のミルコ・クロコップもこの投稿に“いいね!”を押している。
ハリトーノフを殴打した人物として、UFCに参戦経験のあるMMA選手のアダム・ヤンディエフ(ロシア)に疑いがかけられており、この騒動は金銭的なトラブルによるものとの報道がある。
“ロシア軍最強兵士”の異名を持つハリトーノフは2003年、エメリヤーエンコ・ヒョードルのチームメイトとしてPRIDEに参戦。04年のPRIDE GPヘビー級グランプリ2回戦でセーム・シュルトと対戦し、マウントポジションをとったハリトーノフがシュルトの顔面に容赦ない鉄槌を落としTKO勝利を収めたが、その様子が“冷徹すぎる”と話題を呼んだ。
K-1、DREAM、Strikeforce、GLORY、ベラトールなど、MMAやキックボクシングなど数々のプロモーションで活躍。最近ではボクシングにも挑戦していた。
また、今月7日にアラブ首長国連合・ドバイにて開催されたMMAイベント『Parus Fight Championship2020』でオリィ・トンプソン(英国)を1R KOで下し、同イベントのヘビー級王者となったばかりだった。
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