【極真会館】11.29全日本大会を無料生配信、ロシアの強豪も参戦、日本人王座死守にも注目
「第52回全日本空手道選手権大会」、「2020全日本女子空手道選手権大会」が11月29日(日) 武蔵野の森総合スポーツプラザで無観客にて開催される。試合の模様はインターネットで無料ライブ配信されることが決定している。
配信されるのは極真会館のオンラインサービス「KYOKUSHIN ONLINE」。このサービスは今年10月23日から開始され、過去の貴重な大会映像などを視聴することができる。会員登録した上で視聴でき、トーナメント表の付いたパンフレットも登録すれば無料ダウンロードできる。
大会の見所として、男子では、昨年の世界大会での入賞者で出場する日本人は6位に入った星龍之介(本部直轄浅草道場)のみ。
22歳で身長183cmで体重100kgの大型選手だ。海外選手ではコンスタンティン・コバレンコ(総本部)。昨年の世界選手権ではロシア代表で5位に入賞したが、現在日本の総本部で練習しており、エントリーすることになった。182cmで98kgと星と同等の体格をしている。全日本大会は一時海外選手に奪われていたが2016年から日本選手が王座を続けている。果たして今回も死守できるか。
この2人の対抗馬としては星より体格の大きく大学時代はラグビー関西代表にも選抜された元ラガーマンの西村界人(東京城北支部)がいる。身長188cm、体重107kgを誇るパワーファイターの26歳。昨年の世界大会では5回戦進出し、そこで勝てばベスト8入賞だっただけに星やコバレンコを脅かす存在になるだろう。
さらには昨年の世界選手権の代表選手では中量級の体格ながら世界大会で5回戦に進出した加賀健弘(東京城西支部)、4回戦進出者では186cm、100kgの体格の山川龍馬(東京城北支部)、清水祐貴(東京城北支部)、髙木信(東京城西世田谷支部)、3回戦進出者では徳田寛大(大阪南支部)、そして同3回戦で12年の全日本王者ナヴァロ(スペイン)と接戦を演じた久保英和(日本/広島支部)らがおり、誰が初の全日本王者となってもおかしくはない状況だ。
また、女子全日本大会では、佐藤七海(東京城西国分寺支部)が出場する。佐藤は18年の世界女子軽量級を制覇し昨年の世界大会で無差別級ながら軽量級の体格で準優勝を果たしている。彼女が優勝候補筆頭。対抗するのは本村愛花(東京城東北千住支部)だ。彼女は17年世界女子ウェイト制軽量級で優勝し、その後、体重を上げ19年の世界女子ウェイト制中量級では3位に。昨年の無差別の世界大会では優勝候補のアナスタシア・カサノワ(ロシア)に敗れたものの実力を上げており、佐藤の機関銃のようなパンチの連打と打たれ強さにどこまで肉薄できるか注目される。
試合開始は10:30、年に一度、無差別の極真全日本の戦いを「KYOKUSHIN ONLINE」で観戦しよう。
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