【ONE】ランク2位・松嶋こよみが“青木真也を極めた”100%フィニッシャーのトノンと対戦、スタンド距離が勝負
12月4日(金)シンガポール・インドアスタジアムにてアジア最大級の格闘技団体ONEチャンピオンシップ(以下、ONE)が「ONE: BIG BANG」を開催。セミファイナルにてフェザー級ランキング2位の松嶋こよみ(28=パンクラスイズム横浜)が、同5位のゲイリー・トノン(29=米国)と対戦する。
松嶋は日本で修斗新人王に輝いた後パンクラスで活躍し、2018年にONE初参戦。前フェザー級王者のマラット・ガフロフから1R TKO勝利を奪い鮮烈なインパクトを残した。その後、拳の怪我で戦線離脱を余儀なくされたが、昨年6月に復帰すると勝利。
同8月にマーティン・ニューイェンの持つONEフェザー級世界王座に挑戦したが、敗戦。今年2月に難敵キム・ジェウォン(韓国)をTKOで下し、再びタイトル戦線に浮上した。
対するトノンは柔術世界王者のトップグラップラー。2018年5月にはグラップリングマッチで青木真也からヒールホールドを奪い一本勝ちし衝撃を与えた。
MMA5戦全勝のパーフェクトレコードを持ち、全て一本(3)かKO(2)のフィニッシャーだ。直近の試合では昨年5月に中原由貴と対戦し、得意のヒールホールドで55秒の秒殺勝利を飾った。
ONEの公式取材によれば、松嶋は「MMAの経験は少ないが、それをカバーできるテクニックを持っている」と、トノンの技術力を高く評価。過去5試合全てフィニッシュしていることを踏まえ、寝技と打撃を合わせた全局面を警戒しているとした。
さらに「相手の反応を見逃さずミスをしない試合展開にする。逆に相手が焦るような戦いにしたい」と、自分の勝利パターンをイメージ。
その中で自分の距離でスタンドを戦うのが勝利の鍵を握るとし、警戒すべき寝技の対策としては、日本屈指のグラップラー、今成正和や岩本健汰と練習を重ねたと自信をみせた。
トノンは同じ公式取材で、寝技展開においての絶対的な自信を見せつつも、空手ベースにした松嶋のスタンドでの距離感は独特だと警戒する様子をみせていることから、両者が語っているように、松嶋にとっての勝負の鍵は“スタンドでの距離”なのかもしれない。
▶︎次ページは、柔術世界王者ゲイリー・トノンが魅せた電光石火のヒールフック!
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