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【K-1】高梨knuckle美穂がアマチュアボクシング世界王者と対戦、藤村大輔はゲーオ推薦選手を迎え撃つ

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2020/12/17(木)UP

対抗戦次鋒は高梨vsアマチュアボクシング王者・ペッシーニンのパンチ対決

 2021年1月24日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される、K-1年間最大のビッグマッチ『K’FESTA.4』の第3弾対戦カード発表記者会見が、12月16日(水)都内にて行われた。

 本大会では新企画として「日本vsタイ 5対5」と銘打ち、5試合の対抗戦を実施。先鋒から大将戦までの5試合が発表された。

高梨は「パンチでは絶対負けない」とアマチュアボクシング王者にパンチ勝負宣言

 対抗戦唯一の女子マッチへ高梨knuckle美穂(日本/Y’ZD GYM)が出陣。ムエタイ世界王座を保持しながらアマチュアボクシングでもタイトルを手にするペッシーニン・ソー.プアントーン(タイ/Sor.Puangthong Gym)と対戦する。

 高梨は“knuckle”の異名通り、女子離れした強烈なパンチを武器にK-1グループのリングで活躍。キャリア3戦目の昨年5月にKrushアトム級王座を手にした。その後ミニマム級へ転向し今年9月にK-1本戦に初参戦。元シュートボクシング王者のMIOを判定で下し、高い実力を証明した。

 高梨は豊富なキャリアを持つペッシーニンに対し「相手は若いタイ人の子ですが、アマチュアボクシングでもタイトルを取っている。(でも)パンチでは絶対負けないし、蹴られたら蹴り返す」と、得意のパンチで真っ向勝負の構え。

ダウンを量産する高梨の強烈パンチ

 タイ人選手の対策は「Krushアトム級防衛戦の時にパヤーフォン(・アユタヤファイトジム)選手とやって、女子にこんなに強い蹴りが打てるのかと驚いた」と、ムエタイ特有の蹴りを警戒。一方で高梨が所属するY’ZD GYMはタイ人の元王者クラスが多数在籍するジムであるため「タイ人に教えてもらっている」と対策は万全。「(試合を)2回くらい見たんですけど、右だけ気をつければいい。それだけ気をつければ勝てる」と、すでにペッシーニンのスタイルは攻略済みとの自信を見せた。

 そのペッシーニンは50戦を超えるムエタイキャリアをもち、すでにIFMA(国際アマチュアムエタイ連盟)世界女子ミニマム級王座を獲得。アマチュアボクシングでは2016年、2017年の2年連続で世界選手権優勝を果たしている。

 ペッシーニンはタイ在住のため会見を欠席。主催者を通じ「初めて日本、そしてK-1で戦えることをうれしく思います。私はアマチュアボクシングでも試合をしているので、K-1ルールで戦うことは問題ありません。対戦相手の高梨もパンチが得意なので、彼女と戦うのが楽しみです。女子の試合でもムエタイの強さを見せます」と意気込みを語った。

対抗戦最重量試合に藤村が出場、相手はゲーオ推薦選手の経歴を持つガムライペット

 この対抗戦5試合のうち、最重量は中堅戦の-71kg契約戦。この一戦には日本から藤村大輔(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が出場。ゲーオ・ウィラサクレックの推薦選手として来日経験を持つガムライペット・パーンイーシップホック(タイ/Pran26 Gym)と対戦する。

 藤村は2015年8月にKrushでK-1グループデビュー。2019年3月の神保克哉戦後にK-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTに移籍。日本vs中国・7対7全面対抗戦において強豪ドン・ウェンフェイに判定勝利、今年3月には第3代K-1スーパー・ウェルター級王者決定トーナメントのリザーブファイトで小鉄から勝利と、着実に実績を積み重ねている。

150戦超のベテラン・ガムライペットに「僕を倒すことはできない」と真っ向勝負姿勢の藤村

 藤村はガムライペットの印象を「ゲーオ選手お墨付きのキャリア150戦を超えるベテラン中のベテラン。左ハイキックがめちゃくちゃ速く、ゲーオを彷彿とさせる高速の蹴りがある」と高く評価。一方で「かなりの強敵ですが、僕を倒すことはできない。僕が倒す自信がある」と勝利に自信。「(ガムライペットは)パンチで攻めてくるシーンもあるので、そこはかみ合うんじゃないか」とパンチ決着を予感させた。

 そのガムライペットはタイのTVマッチ『MAX MUAYTHAI』を主戦場とするアグレッシブファイター。海外での評価も高く、2017年9月にゲーオ推薦選手として『M-ONE』に参戦。元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者のT-98をヒジで切り裂き勝利している。

タフネスが武器の藤村が放つ右ミドル

 ガムライペットは主催者を通じ「ずっとK-1で試合をしたいと思っていた。今回オファーを受けたときは本当にうれしかった。対戦相手の藤村はタフなファイターだが、自分のパンチと蹴りでマットに沈めたいと思う。今回の対抗戦でムエタイの怖さを教えてやる」と、TVマッチファイターらしい煽るコメントを寄せている。

<決定対戦カード>
▼[日本vsタイ・5対5・次鋒戦/K-1女子ミニマム級/3分3R・延長1R]
高梨knuckle美穂(日本/Y’ZD GYM)
vs
ペッシーニン・ソー.プアントーン(タイ/Sor.Puangthong Gym)

▼[日本vsタイ・5対5・中堅戦/-71kg契約/3分3R・延長1R]
藤村 大輔(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
vs
ガムライペット・パーンイーシップホック(タイ/Pran26 Gym)

☆1.24 K-1 対戦カード、イベント情報はこちら

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