【RIZIN】弥益ドミネーター、平本蓮と舌戦の朝倉未来に「目を背けてるのかな、最大限油断して」
12月31日(木)さいたまスーパーアリーナにて開催される『Yogibo presents RIZIN.26』で、朝倉未来(28=トライフォース赤坂)と対戦する、第9代DEEPフェザー級王者・弥益ドミネーター聡志(30=team SOS)が公開練習を行った。
弥益は会社員との二足のわらじを履きながらプロMMAに参戦。極めの強さを武器とし、18年6月には芦田崇宏をアームロックで撃破。再戦となる同年10月にはフルマークの判定勝利を収め、第9代DEEPフェザー級王座を戴冠した。その芦田戦2試合を含め7連勝と絶好調だったが、今年9月に牛久絢太郎との接戦を落とし王座陥落。今回の大舞台で再起をかける。
弥益は1分間のMMAスパーリングを行い、スイッチを多用した独特な打撃を披露する。
しかし相手にテイクダウンされようとすると、練習用ケージを掴んで寝かされるのを防ぐ。
練習後のインタビューでは、対戦相手・未来のYouTube挨拶よろしく「ごきげんよう」と、未来トレードマークのサングラスを着用して挨拶してみせた。
サラリーマンである弥益は「定時で上がらせていただいてきた」と語り始め、練習でケージを掴んでみせたことについては「(朝倉未来がRIZINの舞台で)レフリーに止められなかったのでいいかな、自分もやるぞ」とうそぶく。
相手の未来の印象として「身体のコンディションよりも、気持ちのコンディションで(試合で)やることの差が出る印象。自分の時には、最大限油断していていただきたい」と、フィジカルよりもメンタル面での不調を願う。
未来はSNSで、今回対戦相手ではない平本蓮と舌戦を繰り広げ話題となっているが、弥益は「私だけを見て、みたいな気持ちになってますけど」と心情を吐露。「自分と距離を置きたいのか、目を背けている感じはちょっとしますけど」と、未来のメンタルを分析する。
試合の展開について「相手にも付き合いつつ、その土俵の中で自分を出すこと。さらに、相手を自分の土俵にどれだけ引き込めるか」が重要とした。
未来はコメントで「1Rから倒しに行く」と意気込んでいたが、弥益は「本当に喧嘩をしてきてくれる、1Rから倒しに来る戦い方をしてきてくれれば自分にとっては有り難い。そう簡単には(スタイルは)変えられないと思いますけどね」と未来得意のカウンター待ちではなく、積極的に倒しにきてほしいと言う。
ちなみに喧嘩について、弥益は「小学校とかで可愛い喧嘩はやってたと思うけど、路上で人はぶん殴っていない」と、ストリートファイトの経験は無いと答える。
また弥益にとっての喧嘩とは「負けることの恐怖がすごくある、負けたくない。自分が求める結果のためでもあるし、こいつより弱いと思われたくないし、いい大人がみっともない姿を見せたくない」とも語る。
さらに未来について弥益は「悪い意味で言ってしまえば、自分もですけど、格闘技に対して真摯じゃない」とも。
その理由は「2人とも時間のない所で、全力でやってはいる。けれど格闘技に対して本当に真摯に向き合うというのは、他を犠牲にして取り組むくらいのこと。それが格闘技に対する一番の礼儀だと思いますから」と独自の哲学を述べる。
弥益の会社では仕事納めは30日。大晦日の試合前には、RIZINオフィシャルイベントや、前日計量があるため29日から休みをもらった。「その代わり、今週末土曜日は休日出勤します。それが仕事納め」と本来の休日を犠牲にする。
クリスマスは「イブは今日の公開練習で、明日の当日は仕事でバタバタしそうなので、家に帰るのが遅くなる。土曜日の仕事が終わった後、家族と少し時間を取ろうかと思います」と家族サービスも忘れてはいない。
仕事始めは1月4日からと言うが「年始しっかり出社できるかな」と笑いつつ「会社員なので、(仕事との両立が)当然のこと。その中で強くなれないと、今後も続けられない」とサラリーマン・ファイターの矜持も覗かせる。
ファンに向け「コロナ禍で大変だったと思います。RIZINをご覧になっている瞬間だけは、嫌なことが忘れられる瞬間になります」と、新型コロナに振り回された2020年の締めくくりを楽しんでほしいと挨拶した。
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