【KROSS×OVER】42歳の鉄人・藤原あらしが”若手の壁”宣言「俺を倒してから上に行け」
12月20日(日)東京・新宿FACEにて開催された『株式会社秀拓 presents KROSS×OVER 10』。本大会のメインイベントに出場し、ユウ・ウォーワンチャイ(ウォーワンチャイプロモーション)に完封勝利を収めた藤原あらし(バンゲリングベイ・スピリット)が試合後インタビューに応じた。
藤原は今月22日で42歳を迎えたキャリア80戦超の大ベテラン。世界タイトルを含む六冠王に輝いた国内最高峰のムエタイファイターである。今年10月からKROSS×OVERで開催された 「KROSS×OVER最強決定 ムエタイバンタム級トーナメント」に参戦。決勝はユウの体重超過によりワンマッチとなった試合ではリーチに勝るユウの距離をつぶす技巧を見せ、全ジャッジフルマークの完勝を見せた。
藤原は試合を振り返ると「ユウ選手のタイの戦績がめちゃくちゃ多いから、最初は圧倒的な差が出るかなと思った」と、前半はペースを握られる覚悟だったとコメント。事実、リーチが長く威力の高いユウの前蹴り、再度キックに押される場面も見られたが「絶対前蹴りで来ると思ってたので、どうさばくかが僕のポイントでした。(中盤以降は)だいぶ組めると思ったので、どんどん組んでいって」と、中盤からは狙い通りの組みの展開への持ち込みに成功。「バンゲリングベイのみんなに支えられて、結果が出せたと思います」と、チームの勝利であると勝因をまとめた。
試合後のリング上で「あと50戦くらいがんばっちゃおうかな」と、尽きることのない闘志を見せたばかりの藤原。「若手の登竜門じゃないですけど『俺を倒してから上に行ってくれ』と思っているので。まだまだがんばっていきます」と、高く厚い壁として立ちはだかる構えを見せた。
最後に「僕はどんどん試合をやらせてもらえるだけで幸せ。僕の名前が欲しかったらどんどん来てくれたらうれしい」と血気盛んなコメントを残した藤原。大ベテランはその言葉一つひとつを通じ、42歳を迎えた今が最盛期であるという強いエネルギーを発した。
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