扇久保博正がある”挑戦”を理由に修斗のベルトを返上、その裏にはRIZINバンタム級GPの開催か
1月31日(日)東京・ニューピアホールにて行われた『プロフェッショナル修斗公式戦 2021開幕戦』にてリングに上がり、修斗世界フライ級のベルトを返上した扇久保博正(33=パラエストラ松戸)。リング上では「修斗のチャンピオンはその階級で一番だと俺は思っています。それが証明できなかったのでこのベルトを返上します。それを証明して必ず修斗には戻ってきますので期待して待っていてください」と短く報告し、リングを降りた。
そして自身のYouTubeでは「このベルトは2016年4月23日に獲得してから約4年半、このベルトとともに様々なことを経験して辛いこと、このベルトに成長させられることも沢山ありました」とし、アメリカのTUF(UFCの登竜門)に挑んだことやRIZINにも修斗のベルトの価値を上げるために挑んだと語った。
そして「このベルトを返上するのは辛いが、次にベルトを巻く人に貸し出すぐらいのつもりでいるので。僕の挑戦が終わったらこのベルトを必ず取り返したい。修斗には一度返上して離れることになりますが、またベルトを取り戻したいと思ってます」と語った。
扇久保は18年7月よりRIZINに参戦、堀口と修斗以来の再戦で判定負けを喫するも、DEEPバンタム級王者の元谷友貴に判定2-1で勝利、続いて19年12月にRIZINバンタム級王座挑戦者決定戦で元パンクラスバンタム級王者の石渡伸太郎にも判定2-1の接戦を制したが、昨年8月にマネルケイプが返上したRIZINバンタム級のベルトを朝倉海と争うもTKO負けを喫し王座に届かなかった。
同年11月には瀧澤謙太に判定で再起戦で勝利し、リング上でRIZIN榊原代表に「来年バンタム級グランプリを開いてください」とトーナメント開催をリクエストしている。
RIZIN“バンタム級四天王”として石渡伸太郎・佐々木憂流迦・元谷友貴・扇久保博正が挙げられているが、その上には大みそかにバンタム級タイトルマッチで争った堀口恭司と朝倉海がいる。バンタム級GPが行われるならば、リクエストした扇久保は勝たなければいけないだろう。KO負けを喫した朝倉海が参戦の可能性もある。優勝者は堀口恭司の王座に挑戦という図式が予想される。
前回のバンタム級トーナメントは扇久保がRIZINに参戦する1年前だ。17年にバンタム級トーナメントが開催され堀口恭司が石渡伸太郎にKO勝ちして優勝、翌18年大晦日にBellator世界バンタム級王者ダリオン・コールドウェルと堀口が対戦し、ここでも堀口が一本勝ちで初代RIZINバンタム級王者となっている。
扇久保の挑戦とはこのバンタム級でトップになることだろう。RIZINバンタム級グランプリの発表はまだないが、今回のベルト返上、何らかの大きな企画が動いていそうだ。RIZINの発表を待ちたい。
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