2021/02/02（火）UP
（最終更新：2021/02/02 19:16）

東京五輪出場選手のうち、岡澤（左）、森脇（左から2番目）、成松（右から2番目）が『LEGEND』に参戦

　2月11日（木・祝）東京・代々木第一体育館で開催される、チャリティーボクシングイベント『LEGEND』に、東京オリンピック出場内定選手3名が出場することが、2日に行われたオンライン記者会見で発表された。

　参戦選手はリオ五輪にも出場した、男子ライト級の成松大介（31=自衛隊体育学校）。昨年3月の東京五輪アジア・オセアニア予選で東京五輪枠を獲得した、男子ウェルター級の岡澤セオン（25=鹿児島県体育協会）。そして17年から全日本選手権3連覇を達成している、男子ミドル級の森脇唯人（24=自衛隊体育学校）だ。

『LEJEND』に参戦するプロ、左から木村翔、井上尚弥、京口紘人は全てアマ経験者だ。果たしてアマとの対戦はあるか

　会見に出席した日本ボクシング連盟会長・内田貞信氏によると「昨年からアマチュアでは試合の機会がなく、連盟のほうからぜひオリンピック選手に経験を積ませたい」と先日の『LEGEND』開催発表の後、連盟のほうから声をかけたのだと言う。

　対戦相手は現役プロ・元プロ選手とのことで、具体的な名前については「後日、主催者であるレジェンド実行委員会から発表がある」と、この場では明らかにされなかった。
　試合形式については「スパーリングで3R、アマチュア形式でやっていただけると思っております」とアマチュアのルールとラウンド数で行われる。

　「よくプロとアマ、どちらが強いんだという話があるのですが、この3選手はアマチュアの中ではレジェンド。プロのレジェンドとアマのレジェンド、本当のレジェンドはどちらなのか」と話し、このイベントでプロとアマの戦いでそれぞれの良さが見ることができそうだ。

オンライン会見に出席した、日本ボクシング連盟の内田貞信会長

　五輪出場が決定している男子選手4人のうち、残りの男子フライ級・田中亮明（プロボクシング3階級制覇王者・田中恒成の実兄）は参戦しない。
　連盟側は、男子選手全員の参戦を打診したが「（他の階級の選手については）プロ側のケガであったり体調であったりで、この3選手をプロ側が選びました」と『LEGEND』運営側が3人のみ選出したと語った。

　日本ボクシング連盟の規則では、選手や役員によるプロの興行の試合参加を禁止しているが、内田氏は「これはプロ行為ではないので大丈夫だと思っております」と語る。選手にもファイトマネーは出ないと明言された。

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