【K-1】“怪物”野杁正明が「今回はKOで倒し切る」流行の“カーフキック”を出す発言も
3月28日(日)日本武道館で開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K’FESTA.4 Day.2~』の[スーパーファイト/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R]でプライチュンポン・ソーシーソムポン(30=タイ)と対戦する、第2代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の野杁正明(27=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が、16日に所属ジムで公開練習を行った。
野杁は公開練習でパンチのミット打ちを行い、軽快な動きで順調な仕上がりを披露した。
今回で4年目を迎える“K-1年間最大のビッグマッチ”『K’FESTA』に野杁は4連続出場だが「『K’FESTA』は連続で出させて貰ってますけど、特別な大会とはとらえてない。どの試合も、どの会場も大事だと思ってますし。僕の格闘技人生の中の、あくまでも1つの試合です。今年は大会が2カ月スライドになりましたが、影響はなかったです。1月に向けて仕上げて、それが3月になっても変化はないです」と、気負う様子はない。
完璧な試合運びと卓越した技術でK-1が誇るファイターとして高い評価を受ける野杁。しかし、そんな彼にも課題はある。それは「KO勝利」だ。過去3試合は勝っているものの全て判定で終わっており、“早く野杁のKO勝利が見たい”との声が上がり始めている。
「いろんな人に『なんで倒せないのか?』『ウェルターでは通用しないんじゃないか?』とか言われて(苦笑)。自分自身、ウェルター級に上げてからもパワー負けや圧力負けを感じていないですし。なんでですかね? いろんな人にいろいろと言われて、僕自身、鬱憤が溜まってるので、今回の試合でしっかり倒して発散したいと思います」と、意気込む。
今回の対戦相手のプライチュンポンは、MAX MUAYTHAIや中国で試合を重ね、戦績は97戦 60勝(20KO) 35敗 2分。サウスポーから繰り出す蹴り技が持ち味だ。
その難敵について尋ねられると「分析はもうバッチリです。タフはタフだと思うんですけど、気持ちを折っちゃえば倒せると思うんで。脳を揺らすよりも、気持ちを折って倒してやろうかな、と思ってますね。お客さんが見ていて『面白い』『スカッとした』と思うのはやっぱりKO。僕も観客として見るなら、判定で完封するよりはKOですよ。大会の中で1試合くらいそういう試合があってもいいとは思いますけど、やっぱりトップを目指すなら倒さないと意味がないと思います」と、強い自信とKOへの強いこだわりを見せた。
さらに自身の“進化”について「僕は、試合内容や技もどんどん進化しないといけないと思うんで。新しい技、今、流行りのカーフキック(膝から下を蹴るローキック)だったりもやらなきゃいけないと思うんで。一時期、三日月蹴りが流行って、いろんな選手が蹴るようになって、その対策もいろいろと出てきて。次、カーフキックが流行ってるんで。今度の『K’FESTA』でも蹴ってくる選手はたくさんいると思うんですよ。だから、そこをどう防ぐか、どう当てるかはどんどん研究していかないといけないのかなと思います。僕自身、蹴ることも出来ますし、防御することも出来るんで。試合で使えたら使っていこうと思ってるんで、お楽しみに、ということで」と、カーフキックを蹴っていく気持ちがあることを明らかにした。
野杁は最後に「今年こそタイトルに挑戦して、2階級制覇したいです。あと、ウェルター級がもっと盛り上がってほしいですね。一時期、ウェルター級は盛り上がってたと思うんですけど、階級を下げたり、上げたりで、日本人が今、元気ないんで。せっかく、僕がいる階級なんで盛り上がってほしいですし、日本人選手もどんどん頑張ってほしい。K-1ウェルター級をみんなで盛り上げたいと思ってますね。3月28日はいろんな試合があって、僕はここ最近KOができてないんで、今回は倒し切る。そこを楽しみに見ていてください」とファンに力強いメッセージを送った。
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