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【K-1】山崎秀晃「自分らしいKOを見せる」とKO宣言、不可思も「思い切りぶっ倒しにいくだけ」と真っ向勝負

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2021/02/18(木)UP

王者初戦となる山崎「自分らしいKO」対する不可思も「思い切りぶっ倒す」と両者KO宣言(C)K-1

 3月21日(日)東京ガーデンシアターで開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K’FESTA.4 Day.1~』。本大会で対戦するK-1スーパー・ライト級王者・山崎秀晃(34=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)、元KING OF KNOCK OUT初代スーパーライト級王者・不可思(29=クロスポイント吉祥寺)の戦前インタビューが主催者を通じ届いた。

 山崎は新生K-1旗揚げから参戦し続けるベテラン。Krushではライト級、スーパー・ライト級の2階級を制覇するも長らくK-1王座には手が届かなかった。昨年9月に安保瑠輝也の持つK-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座へ挑戦すると、ニックネームでもある“ゴールデンフィスト”が炸裂。安保を1R KOで葬り、悲願のK-1王座奪取を成し遂げた。現在5連勝中4連続KO勝利と絶好調。王者となって初の一戦の舞台が『K’FESTA.4』となった。

昨年9月、安保瑠輝也をなぎ倒した山崎の”ゴールデンフィスト”

 対する不可思は国内外のトップファイターと数々の激闘を演じ、巻いたベルトは実に5本。次なるベルトをK-1のリングに求め19年より参戦した。K-1グループではここまで6戦し3勝(3KO)3敗と五分ながら、毎試合激戦を展開。20年3月には安保瑠輝也が持つK-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座へ挑戦し、1Rにダウンを奪われ判定負けを喫するも、後半に驚異的な追い上げを見せ安保を苦しめた。

 山崎は前戦の昨年9月にK-1スーパー・ライト級王座を獲得。「ベルトを獲る前に言っていた“K-1で生きた証を残したい”という目標は形として達成できた」と満足感を語った。今回は王者となって初の一戦。「いつもとは違う緊張感。油断や余裕は一切なくて、この階級の一番である以上、それ相応の試合をしないといけない」と、王者としての戦いを見せる決意を見せた。

 対戦相手の不可思について「他団体でベルトを獲ってK-1に殴り込んできたというイメージがある選手」と、アグレッシブな生き様を評価する山崎。「自分自身のテーマをしっかり持って、圧倒するしかない。自分らしいKOを見せるというのは毎回思っていて、見ている人もそれを期待している。今回はその相手が不可思選手というだけ」と、強豪相手にも、自らの役割を果たすスタンスを変えない構えを見せた。

アグレッシブに攻める不可思、大和哲也へ打ち込む右ミドル

 一方の不可思は昨年3月に安保瑠輝也、9月に平山迅に連敗。12月に鈴木勇人を下し再起を果たした。9月の敗戦では「動きが硬く、硬い動きのままがんばろうとしていた」とスタイルを反省。12月には「柔らかさを出すように意識した」と改善したことが勝利につながったという。

 対戦する山崎について不可思は「本当に破壊力があり、100%倒しに行く面白い選手」と山崎の倒すスタンスを高く評価する。さらにはK-1参戦前から意識していた選手のひとりだったといい「同じ階級だし、結果を出していけばいずれやると思っていた。試合が決まった以上思い切りぶっ倒しにいくだけ」と真っ向勝負を宣言。「熱い試合になることは間違いない」と、大会を飲み込む熱戦をファンに宣言した。

 自慢の”ゴールデンフィスト”で王座を奪取し、今が絶頂にある山崎と、K-1参戦後に苦戦しながら、徐々にスタイルをK-1に最適化させてきた不可思。両者に共通する”倒す”信念がぶつかるこの一戦は、大会屈指の大激戦となるのは間違いないだろう。山崎が黄金の拳で不可思を粉砕するか、不可思が王者喰いを果たし新時代を切り開くか、目が離せない一戦となった。

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