【KNOCK OUT】3連続KO中の鈴木千裕「今までの自分は死んだ。進化した“クレイジー・ブラック・ダイヤモンド”を見せる」
3月13日(土)東京・後楽園ホールで開催されるキックボクシングイベント『KNOCK OUT ~The REBORN~』。同大会の「KNOCK OUT BLACKルール(ヒジ打ちなし)スーパーライト級(-65.0kg)王座決定トーナメント」準決勝に出場する、鈴木千裕(21=クロスポイント吉祥寺)のコメントが、主催者を通じて届いた。
鈴木は、一撃の破壊力を武器に、MMAでは「RIZINアマチュアMMA2016 フライ級優勝」などの実績を持ち、キックボクシングに転向。プロデビュー後、9戦8勝(6KO)1敗の好戦績を残している。昨年の9月、11月、12月には自慢の強打を武器に、3連続KO勝利を飾っており、絶好調だ。
圧倒的な実力でKO勝利を続ける鈴木だが、最近の練習にて「ある人たちと練習していて、そこで『強いヤツっていうのは、自分以外にもメチャクチャいる』と改めて痛感させられました。前回、自分は勝てたけど『こんなところで喜んでる場合じゃない』と思って。気持ち的にはまだまだこれからです」という。まだまだ、鈴木の伸びしろは無限大だ。
王座を懸けたトーナメントに参戦することになり、「チャンピオンになるのは絶対条件」と優勝への覚悟を示す。「自分たち20代の選手たちが新しい時代を作っていくためにも、ベテランの選手たちよりも、自分と与座選手のどちらかが上に行かないといけない。自分の中ではベテランを越えていくための試練です」と、ベテラン選手を上回る過程と捉えている。
対戦する久保政哉(27=Monolith)は、欧州を拠点とする巨大キックボクシングプロモーション『GLORY』で17年には4人制フェザー級トーナメントで準優勝などの実績を持つファイター。昨年11月より、REBELSのリングに参戦している。
その相手との対戦を控えて「ベテランでテクニックもすごくあって”世界の久保”と言われてるぐらいの方。自分にとっては本当にターニングポイントというか、ここで勝つと負けるとでは全然違うと思う。僕の意地を見せる試合をしたい。『KNOCK OUT』を背負っていく覚悟を見せる」とコメント。
強豪であり、自身よりキャリアで上回る久保を相手に、鈴木は手応えを感じている。「今までとは全然変わってるというのを信じてやってるので、今までの自分は死んだと思いたいです。新しい、進化した“クレイジー・ブラック・ダイヤモンド”鈴木千裕を見せます」と、進化を予感させるコメントを残した。
鈴木といえば、パンチで真っ向勝負を仕掛けることで知られており、常にアグレッシブに攻め続けるスタイルを好むファンも多い。「ガンガンやらないといけない。“キック・スポーツ”はやりたくないんですよ。ポイントを取って逃げても勝ちになるような試合はしたくないんです。倒すか倒されるかの駆け引きをやりたいので、そういう試合ができる看板選手になります。トーナメントも慢心せずに練習して、あとは試合を待つだけです」と会場を沸かせる選手として、団体を背負うと言い切った。
<対戦カード>※決勝戦は5月28日・後楽園ホール大会で行われる予定。
▼KNOCK OUT-BLACK スーパーライト級王座決定トーナメント・準決勝 3分3R・延長1R
鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)
vs
久保政哉(Monolith)
▼KNOCK OUT-BLACK スーパーライト級王座決定トーナメント・準決勝 3分3R・延長1R
与座優貴(橋本道場)
vs
宮越慶二郎(拳粋会宮越道場)
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