【RIZIN】武田光司”黒さ”の理由、久米鷹介との王者対決は「持ってるもの全部出す」
3月21日(日)に愛知・日本ガイシホールにて開催される『yogibo presentsRIZIN.27』の第12試合で、現パンクラス・ライト級王者・久米鷹介(35=ALIVE)と対戦する現DEEPライト級王者・武田光司(25=BRAVE)が11日、公開練習を行った。
武田は高校時代に5冠を達成したレスリングエリート。その後総合格闘技に転向し、元オリンピック代表の宮田和幸の下で技術を積んでDEEPライト級王者となり、19年は大原樹里を破り王座を防衛した。
昨年9月のRIZINで修斗世界ライト級王者の川名雄生に判定勝利を収めた。MMA11勝1敗で現在3連勝中だ。
公開練習は、武田の行きつけらしき日焼けサロンで行われた。日焼けマシンから出てきた武田は「今日もめちゃめちゃいい練習が出来た、ばっちりかな」と満足げにドリンクを口にする。「黒さは強さ」を信条とする武田にとって、日焼けは必須の”練習”なのだ。
日焼けの練習は「今日は40分くらい。今はだいぶ黒くなったので、週一ペースですが、前までは週3,4で(サロンに)行っていました」と現在は落ち着いていると言うが「試合まであと3,4回は行けたら」と黒さの追い込みにもかかる。
黒さのきっかけは中学の頃、レスリング部の先輩が日焼けサロンに行っており「かっけえな」と思ってのこと。
高校生になって日焼けサロンデビュー。武田は「黒いまま練習してきて、DEEPでも黒いまま王者になりました。(DEEPで王座を勝ち獲った相手の)北岡(悟)さんも黒いけど、黒さでも勝った。北岡さんには僕がデビューした頃『どこで焼かれてるんですか』と声をかけてもらったこともあります」と黒が自身の格闘技歴の基本であり、自分が倒した王者・北岡の黒さをも背負う。
今回の相手・久米について「穴が無い、弱点がない」と認めつつ「スタミナや体力面では自分が勝っている。組み4つになっても自分が強いんじゃ」と自信を持つ。年齢差10歳の久米に対し「技術は相手が全然上だが、そこは気持ちでカバーします」と意気込む。
試合展開は「泥臭くてもいいから、ガンガン前に出て、ブン回してタックルに入る」と憧れのケビン・ランデルマンばりに暴れたいと語る。
■朝倉未来も認める、武田の「やりづらさ」
久米はパンクラスの王者であり、前回RIZINでの修斗王者・川名に続いて王者対決でもある。武田は「チャンピオン対決という意識は、正直あまり無い。今までのRIZINで力を出せていないと思うので、僕の持てるものを全部出したい。ファンの皆は僕の投げやアグレッシブさを観たいと思うので」と自分の全力を見せたい気持ちのほうが強いと言う。
とは言え「久米選手に勝ったら、実質日本人で一番強い。海外勢ともやりたいが、コロナの状況もあるので先の話と思います。久米選手に勝ったら、サトシ(ソウザ)選手とやりたい」とサトシに狙いを定める。
19年に行われたRIZINライト級グランプリの王者はトフィック・ムサエフだ。サトシはムサエフとライト級王座決定戦を行う見込みだが、そこへ割り込みたいかとの問いに武田は「ムサエフ選手がやってくれるのか。僕がまずサトシ選手に勝って(ムサエフ戦を)アピール出来たらいいと思っています。ムサエフ選手が日本に来て、サトシ選手と王座決定戦をやってから僕が名乗りを上げたい」とライト級王座の最初の挑戦者となりたいと語る。
3月からは所属ジムのBRAVEが、朝倉兄弟所属するトライフォース赤坂の朝練習に合流。武田も2回ほど参加しているが「朝倉未来選手の当て勘がめちゃくちゃすげえなと。海選手は階級が違うのでめちゃくちゃ速かった」と感想を語る。
さらに「僕が直接言われたわけでないですけど、未来選手が『(武田と)やりづらい』みたいなことを耳にしました」と試合巧者の未来も、武田の強さを認めたと言う。
最後に「今日は震災から10年目。被災地の方々は辛い思いをしている人もいると思う。僕がアグレッシブなファイトスタイルを見せて、元気や勇気を与えられたら」と意気込んだ。
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