【UFC】正念場の元RIZIN王者ケイプ、連敗回避へ「もっと激しく戦う!」ヌルマゴとの練習には”幸運”=3.14
2021年3月14日(日・日本時間)に開催される『UFCファイトナイト・ラスベガス21』にてマテウス・ニコラウ(28=ブラジル)と対戦する元RIZINバンタム級王者マネル・ケイプ(27=アンゴラ)が、大会前のオンライン囲み取材に出席し、現在の心境を語った。
19年大晦日にTKOで朝倉海を破りRIZINバンタム級王者となったケイプは、昨年3月にUFCへの移籍を発表。年内のデビューが期待されたが、負傷や対戦相手のコロナ感染などの理由で実現せず、今年2月にアレッシャンドリ・パントージャと対戦し判定負けした。その中、ニコラウの当初の対戦相手だったタギル・ウランベコフ(ロシア)の欠場に伴い、ケイプにチャンスが回ってきた。
前戦からわずか1ヶ月と短い間隔でのオファーだったが、ケイプは「準備不足の不安はない。前戦から1週間休んで、そこから練習を続けていた。怪我も全くない。スパーリングもしっかりできた。いつも通りの準備ができているよ」と、万全の様子。
デビュー戦の敗戦については「試合の出来は良かったと自己評価している。試合の時に汗で足の裏が滑り、パンチを打つときなど、バランスを崩すことが多かった。今回は上手く対応できるはず」「前回は長い間キャンセルが続いての試合だったので、正直ベストの状態ではなかった。今回は違う」と、意気込む。
対戦相手のニコラウは柔術黒帯でMMA戦績15勝2敗1分(UFC3勝1敗)の強豪。その印象を「鏡に映る自分を見ている様だ。自分と戦い方がとても似ている。自分の倒し方を分かっている」と、攻略の自信を見せる一方で「しかし、彼の左フックは危険だ。どの場面でも出てくる。彼は超タフな相手さ。油断はしていない」と、警戒を緩めない。
今回の練習キャンプで同じAKAグループでUFCライト級世界王者のハビブ・ヌルマゴメドフと共に練習をしたケイプ。「彼らとの練習は本当に素晴らしかった。全員、身体も大きいし、次元の違うタフな選手ばかり。一緒に練習ができて、最高に幸運だった」と、喜んだ。
RIZINのベルトを巻いた男のUFC参戦と注目が集まる中で、デビュー戦を落としてしまったケイプは、連敗が許されないことを理解している「もっと激しく戦う! コンビネーションも多く出す。前回はそれができなかった。もし単発に終わらずコンビネーションで攻めていたら、楽勝だったはずさ。今回は勝ちにこだわる」
果たして、ケイプはデビュー連敗を回避し、UFC初勝利を手にすることができるか。
▶︎次ページ(動画)は、RIZINが大会前日の本日(3月13日)に公開したケイプのハイライト映像
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・【UFC】初勝利を狙う元RIZIN王者ケイプが計量パス、ブラジル強豪と激しい睨み合い=前日計量
・マネル・ケイプが3.13に緊急参戦、ヌルマゴメドフからアドバイスで進化! ブラジル強豪相手に正念場
・[2月の前戦]元RIZIN王者ケイプが初戦で悔しい判定負け、ランク5位のパントージャに強打を見せられず
・【UFC】反則負けで王座陥落のピョートル・ヤン「故意ではない」と主張、歓喜の新王者に「恥ずかしい行為、彼は偽物だ」と激怒
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!