【RIZIN】サトシが「打撃も柔術も見せたい」と全局面で勝負宣言、引退回避の徳留「全部出し切る」
3月21日(日)愛知・日本ガイシホールにて開催される『Yogibo presents RIZIN.27』のセミファイナル(第13試合)[RIZIN MMAルール(71.0kg)5分3R ※ヒジなし]に出場するホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)、徳留一樹(パラエストラ八王子)が19日、試合前Zoomインタビューに応えた。
サトシは数々の柔術世界大会で優勝を重ねた”柔術界の至宝”。19年4月にRIZINへ参戦すると、北岡悟をTKOで撃破しインパクトを与えた。同年10月に行われたRIZINライト級GPでは優勝候補と目されたが、1回戦でジョニー・ケースの打撃を左目に受け、目が見えなくなりタップアウトで初黒星。翌年8月のRIZINで再起戦に臨み、矢地祐介を1R TKOに下し復活の狼煙を上げた。
笑顔で会見に臨んだサトシは「すごく試合をしたい!」と臨戦態勢。その一方で「徳留とはやりたいけどやりたくない。RIZINのために勝ちます」と、18年6月のQUINTETで「TEAM HALEO」のチームメイトとなった徳留とのやりにくさも垣間見せた。
サトシは”柔術界の至宝”という異名を持ちながら、これまでの試合の多くは打撃で決着。本人もそれの傾向は意識しており「打撃を見せたいけど、柔術を見せていない。どちらも見せたいね」と、オールラウンドな戦術の用意を匂わせた。
同日には同門のクレベル・コイケも出場。「長く一緒にMMAの練習をしてきたけど、同じ日に試合をするのは初めて」というサトシは「クレベルの試合は心配だけど、クレベルを信じる。ふたりともいい試合をして勝つ」と、盟友との同日勝利を笑顔で誓った。
対する徳留は07年11月にZSTでプロデビューし、13年にはUFCに参戦し白星デビュー。14年3月にはファイト・オブ・ナイトを受賞するアグレッシブなファイトを見せた。15年11月にはパンクラスライト級王座を獲得。直近ではONEで4戦をこなし、現在2連勝中と世界的な知名度を上げている。
そのONEにおいて、徳留は19年10月25日以来試合を組まれていない。家庭持ちの徳留にとって試合数は家族の生活に直結するため、安定した生活を目指し一般の仕事を選択。「最後に日本で1試合やるからONEへリリースしてくれと頼んだ」と、MMAファイターとして崖っぷちだったと明かした。幸いにもそのタイミングでRIZINから今回のオファー。同時に仕事先も決まり「4月から仕事も決まっているので、仕事をやりながら戦います」と、新たな道を選択したという。
サトシは徳留の戦いに対し「やりたくない」と漏らしていた。徳留もまた「サトシは仲間意識が強く、QUINTETで同じチームで戦えたのは大きかった」とサトシとの友情を再確認。「やらないほうがいいけど」とやはり対戦への後ろ向きな気持ちはありつつも「組まれたんで、しっかりやります」とプロとしての覚悟を決めた。
一度は引退を決意し、次戦が最後の戦いと覚悟を決めた徳留。今はファイター継続の活路をつかんでいるが「この試合で全部出し切るつもりで練習してきた」と、この一戦への思いには並々ならぬものを感じさせる。最後に「3R、見ている人が熱くなる試合をできたらいい」とコメント。盟友であるサトシと作品を作り上げる姿勢を見せ、会見を終えた。
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