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【KNOCK OUT】3連敗中の栗秋祥梧、長く避けてきた”スパーリング”に着手「メンタルの弱さを改善した」

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2021/03/25(木)UP

連敗ストップへ、栗秋が自信を見せた

 4月4日(日)東京・新宿FACEにて開催される『SACRED FORCE presents KNOCK OUT-EX vol.1』のメインイベント(第6試合)[KNOCK OUT-BLACKフェザー級 3分3R・延長1R]で兼田将暉(21=RKS顕修塾)と対戦する、栗秋祥梧(23=クロスポイント吉祥寺)のコメントが主催者を通じて届いた。

 栗秋は常に王座を狙うポジションに位置してきたが、昨年9月のKNOCK OUTで宮元啓介、12月のREBELSでダウサコン・モータッサナイに判定負け。今年2月にはシュートボクシングで笠原友希と対戦も、裏投げを決められるなどいいところなく判定で敗れた。今回、新ブランド『KNOCK OUT-EX』のリングで再浮上を狙う。

 最近は、勝利を重ねることが出来ていない栗秋。その理由については、チャンピオンクラスとの試合で、自身のスタイルが研究されていることだと認識している。具体的には「最近は誰も打ち合いはしてくれないですよね(笑)」との言葉通り、栗秋の持ち味である強打が生かされない展開になってしまっていることだ。

今回の試合はBLACKルールのため、栗秋のヒジ打ちは封印だ

 思うような結果が出ない中、栗秋は笠原友希に敗戦した後に「逆に気持ちがスッキリしたというか、また一から、初心に戻ってやらないとなと思えた。試合のすぐ翌日から練習を始めました」と、仕切り直して再スタートを切ることができた。

 最近取り組んでいることとして、栗秋は試合に近い感覚でトレーニングすることが可能な“スパーリング”を挙げた。何と栗秋は、長い間スパーリングを行っていなかったというのだ。

「(これまではスパーリングに)ビビってたんです(笑)。小笠原瑛作さんのスパーとか見ると『絶対ボコボコにされるだろ』って思ってたんです。でも、今は週2回、2人ずつボクシングのスパーリングをやってもらうようになりました。小笠原瑛作さんだったり、今回一緒に試合に出る新田宗一朗だったり、井樋大介とか炎出丸さんとか鈴木千裕とか。スパーリングを試合だと思って緊張感をしっかり高めて、でも緊張はせずに頭は使う感じで取り組めているので、すごく成長できた」

強豪タイ人の前に終盤に失速して、敗戦を喫したこともある栗秋

 様々な相手と実践練習を積んだことで、栗秋はかつてないほどの手応えを感じている。精神的には「“一方的にやられるんじゃないか”と思ってしまうメンタルの弱さ」を改善し、スタイルとしては「今まで、いなされて打ち合いを避けられることが多かったんですけど、いなされる中でどうすれば打ち合いに持ち込めるかというのも気づきました」とのことだ。

 栗秋は、試合中に左右の強烈なフック、ヒジ打ち、飛びヒザ蹴りなどの派手な技で爆発力を見せることがあるが、時折その動きが失速してしまうことも大きな課題だ。その反省点を直すべく「ペースを取られても取り返せるような練習をすごくやってます。そこはやっぱり、頭を使ってやってます」と巻き返しも想定した対策を練っている。

「ここ3戦の失敗は、自分で取り返すしかないんですよね。そういう内容の試合をしたいと思ってますし、やっぱり魅せないとファンはついてこないと思うんで。僕が『勝ちたい』と思った時点で、勝ち方を見せるのがプロだと思うので、『あの選手、やっぱりすごい魅力があるな』と思わせる試合をしたいです」と内容で魅せる試合をした上で、勝利を目指すという。

 さらに「今は自信に溢れている。『負けて失った自信を取り戻すのは試合しかない』と思ってたんですけど、今は練習でどんどん自信をつけていて、相手が誰だろうと勢いに乗っていける気がしてます」と自信満々にコメントした。

 対する兼田は「K-1甲子園2017」の-60kgで優勝した後、名古屋のHEAT(キック部門)をはじめACCELやRKSなど関西の団体でも王座を獲得し、関西キック界のフェザー級でトップに君臨している21歳だ。

 栗秋自身「レベルが高い選手ですよね。K-1甲子園で優勝してますし。K-1甲子園は、他の優勝者もみんなけっこういいレベルまで行ってますよね。そう考えると、レベルは高いんだろうなとは思います」というように、気が抜けない相手となる。栗秋は、次戦で進化した姿を見せることができるか。

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