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【レベルス】王者・老沼隆斗が接戦を制す、栗秋祥梧がダウサコンの首相撲に完敗

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2020/12/06(日)UP

栗秋(左)がダウサコン(右)に敗戦した

▼セミファイナル(第7試合)56.0kg契約 3分3R延長1R REDルール
●栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺/元大和フェザー級王者)
判定0-2 ※28-29×2、29-29
◯ダウサコン・モータッサナイ(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元WPMF世界スーパーバンタム級王者)

1Rは自身の得意な左フックを放った栗秋(左)

 栗秋は、前戦の今年9月の『KNOCK OUT』では、WPMF世界スーパーバンタム級王座をはじめ5本のベルトを獲得している宮元啓介に判定負けを喫した。しかし、それまでは百戦錬磨のベテラン駿太を”和製ムエタイファイター”の異名通りヒジ打ちで切り裂きTKO勝利するなど4連勝し、波に乗っていた強豪だ。破壊力のあるフックと、絶妙なタイミングで縦ヒジなど武器は多い。

 ダウサコンは2017年~2018年に『REBELS』へ4度参戦した、強打が武器のムエタイ戦士。18年4月の『REBELS.55』で、当時保持していたWPMF世界スーパーバンタム級王座の防衛戦を小笠原瑛作と行い、激闘の末に3R KOで敗れ王座陥落している。タイ国ラジャダムナンスタジアム・スーパーフライ級3位の強豪だ。

栗秋の顔面にダウサコンが蹴りをヒット

 1R、栗秋は左フックから右ローを何度も強打する。ダウサコンは、じりじり前に出て右ミドルを蹴る。栗秋は、左の縦ヒジと横ヒジをタイミング良く放ち、強烈な左ボディフックを叩き込む。

 2R、今度はダウサコンが積極的に前に出ていき、左右のミドルを何度も蹴り込む。さらに、組んでの左ヒジ打ちを見舞うダウサコン。栗秋は飛びヒザを放ち、左の縦ヒジを狙うが、ダウサコンは見切った様子。

最後まで攻めたダウサコン(右)

 3R、勢いに乗るダウサコンが、右ストレートで飛び込むと、徹底的に首相撲の展開に栗秋を引き込む。栗秋は、首相撲の展開でこかされスタミナの消耗が見えるが、辛抱強く右ローを返す。しかし、組むとダウサコンのヒザ蹴りが栗秋を襲い、ペースはダウサコン。終了間際に、右回し蹴りを放った栗秋だが、反撃することは出来ず。ジャッジは1者はドローとしたが、2者はダウサコンを支持して、ダウサコンの判定勝利となった。

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