【修斗】無敗の”二刀流”西川大和が、剛腕の世界1位・大尊伸光に下克上を仕掛ける
5月16日(日)東京・後楽園ホールで開催される『PROFESSIONAL SHOOTO2021Vol.3 Supported by ONE Championship』の対戦カードが発表された。
ライト級戦では、同級世界1位で元環太平洋ライト級王者・大尊伸光(34=フリー)vs無敗の”二刀流”西川大和(18=西川道場)が決定。
大尊は駆け引きなしの真っ向勝負で打ち合い、多くの選手を沈めてきた“剛腕”が武器だ。14年に修斗環太平洋ライト級王者となり、15年にはテレビ東京で放映された『ROAD TO UFC JAPAN』の8名に選出され名を馳せた。18年大晦日のRIZINに参戦し、後にライト級トーナメント優勝者となるトフィック・ムサエフにTKO負けを喫した。
昨年9月には、体のメンテナンスから1年9ヶ月ぶりに復帰し、カメルーン戦士のマックス・ザ・ボディに左フックで1R KO勝利を挙げてみせた。
昨年12月、闘病中だった母を失ってから初戦となる大尊。SNSでは「そろそろ俺の喧嘩を欲っしている奴等はなにも言わず(コロナ対策)チケット握りしめて後楽園ホールに来るべし!!」とさらに重みを増した剛腕で、気鋭の18歳を倒す準備は万端のようだ。
対する西川はキックとMMAの二刀流の選手。昨年5月の修斗初参戦から3連勝を飾り、ここ3戦はチョークでの一本、打撃でのTKO勝ちと波に乗る。小学5年生の時には、関西で人気のテレビ番組『探偵ナイトスクープ』に出演し、父・武彦氏による、あまりにも過酷で特殊過ぎるトレーニング方法が番組で紹介されたこともある。
西川の前戦は、大尊と同じくマックスで、こちらは2R TKO勝利。今回の相手は一気に世界1位の大尊だが、西川にとって今後のキャリアを大きく左右する一戦となるだろう。
またフライ級戦では、こちらも無敗の宇田悠斗(23=総合格闘技道場HOPE)が、同級世界2位・清水清隆(37=同級世界2位/TRIBE TOKYO M.M.A.)と世代間闘争の一戦。
清水は元フライ級キング・オブ・パンクラシストとして5度の防衛を果たした実力者。19年5月に扇久保博正の持つ修斗世界フライ級王座に挑戦し惜敗するも、その前後では石井逸人、前田吉朗、秋葉大樹、ショージン・ミキを全て1Rで粉砕する実力を発揮しており、昨年5月には小堀貴広を2R KOで下した。しかし10月の前戦で無敗の新鋭・平良達郎に破れ、今回同じく新鋭の宇田を下し再起したいところ。
一方の宇田は19年昨年の修斗フライ級新人王戦を全てフィニッシュ勝利し、現在4勝1分。関係者からは平良達郎と並ぶ次世代の旗手として期待されており、今回は宇田にとっては初の上位ランカーとの対決。トップ戦線に入る為には越えなくてはならない大きな壁が立ちはだかるが、平良に続き世代交代の狼煙を上げることができるか。
さらに「インフィニティリーグ2020バンタム級」がいよいよ最終戦を迎える。勝ち方で優勝の行方が変わるインフィニティリーグ。最も優勝に近いのが勝ち点トップの石井逸人(勝ち点7)。これに勝ち点4の小野島恒太と野尻定由が続き、2人が優勝するには一本かKOを狙うしかない。今年も最終戦までもつれた、この混戦を征するのは誰だ。
<対戦決定カード>
▼ライト級5分3R
大尊伸光(フリー/同級世界1位)
vs
西川大和(西川道場)
▼フライ級5分3R
清水清隆(TRIBE TOKYO M.M.A./同級世界2位)
vs
宇田悠斗(総合格闘技道場HOPE/同級世界8位)
▼インフィニティリーグ2020バンタム級5分2R
石井逸人(勝ち点7/TRIBE TOKYO M.M.A.)
vs
野尻定由(勝ち点4/赤崎道場A-SPIRIT)
▼インフィニティリーグ2020バンタム級5分2R
小野島恒太(勝ち点4/CombatWorkoutDiamonds)
vs
一條貴洋(勝ち点1/ブレイブハート)
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