【RISE】王座陥落の紅絹が引退を表明「いちファンとして小雪選手を応援したい」と新王者にエール
3月28日(日)東京・後楽園ホールにて行われた『RISE 147』。大会終了後にメインイベント(第8試合)[RISEQUEENアトム級(-46kg)タイトルマッチ3分5R無制限延長R]に出場した紅絹(NEXT LEVEL渋谷)が記者会見に応じた。
紅絹は宮﨑小雪(TRY HARD GYM)を挑戦者に迎えた2度目の防衛戦に臨んだ。中盤までは出入りが速くシャープな攻撃を繰り出す宮崎に翻弄される中、後半に追い上げ。5Rには次々にパンチをヒットさせる追撃を見せたが、判定は2-0で宮崎を支持。紅絹は19年7月に獲得した王座から陥落した。
試合を終えた紅絹は「合わせる顔がない」と、会見場にフェイスシールドを着けて登場。「タイトルマッチで意気込んでやったんですが、(宮﨑)小雪選手が上手で速くてついて行けない形になりました。単純に小雪選手が速くて強くて、私が思うように動かしてもらない、封じ込められた感じです」と、宮﨑の技術に完敗を認めた。
紅絹陣営が用意した作戦は「コツコツあてて弱らせていきたかった」というが、「想像以上に距離が取りずらかった」という。「パワーは私の方があったけど、タイミングと攻撃を出す体の使い方がうまかった。攻撃にキレがあってシャープ。いい選手だなと思いました」と、改めて選手としての宮﨑に称賛を送った。
試合前に流れた煽りVTRでは「ベルトがなくなったらおしまい」と宣言していた紅絹。改めて今後の動向を聞くと「キャリアはこれでおしまい」と、引退を宣言した。紅絹は「自分を出し切ってない試合で引退もどうかと思うけど、こういう舞台を用意してもらえたのが自分の等身大の実力」と納得した表情。「私はすっきりと、これから小雪選手を応援したいと思うし、トライハードでの血で血を洗う戦いの勃発をいちファンとして楽しみたい」と、若き新王者の活躍に期待するとコメントした。
最後に「これからは観客になります。私はRISEさんにお世話になりましたし、私に光を当ててくれたのもRISEさん。これからもファンとして応援したいと思いますので、試合を楽しみに見ていきたいと思います」と、RISEへの感謝の言葉を述べた紅絹。すべてのコメントを終えた後、紅絹は深々と頭を下げ会見場を後にした。
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